みやこ町議会 > 2019-03-13 >
03月13日-03号

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  1. みやこ町議会 2019-03-13
    03月13日-03号


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    最終取得日: 2022-11-29
    平成 31年 第1回定例会( 3月)───────────────────────────────────────────平成31年 第1回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第17日)                             平成31年3月13日(水曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                         平成31年3月13日 午前10時00分開議 日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(15名)1番 肥喜里雄二君       2番 吉竹 次男君4番 柿野 正喜君       5番 中山 茂樹君6番 小田 勝彦君       7番 田中 勝馬君8番 飯本 秀夫君       9番 中尾 昌廣君10番 金房 眞悟君       11番 浦山 公明君12番 大束 英壽君       13番 上田 重光君14番 中尾 文俊君       15番 柿野 義直君16番 熊谷みえ子君                ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 三隅  忠君     書記   吉武 博一君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   副町長 ………………… 辛島 秀典君総務課長 ……………… 山見 紀幸君   財政課長 ……………… 荒巻  誠君行政経営課長 ………… 進  光晴君   観光まちづくり課長 … 本吉 敏之君税務課長 ……………… 川寄光一郎君   教育長 ………………… 屏  悦郎君学校教育課長 ………… 秋吉 良晴君   生涯学習課長 ………… 中村 銀次君住民課長 ……………… 進  友雄君   農林業振興課長 ……… 三角 房幸君保険福祉課長 ………… 田中 靖一君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 亀田 国宏君都市整備課長 ………… 村中 隆秀君   建築課長 ……………… 坂邊 芳則君上下水道課長 ………… 原田 陽二君   農業委員会事務局長 … 山野 和寿君──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(熊谷みえ子君) おはようございます。ただいまの出席議員は15名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 日程に従いまして、議事を進めます。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(熊谷みえ子君) 日程第1、一般質問を行います。 では、通告順により質問を許可します。通告順位1番、議席番号7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) おはようございます。議席番号7番の田中勝馬でございます。平成年代も残すところわずかとなりました。5月1日をもって、新しい年号の改元となり、新時代の幕開けとなります。私たちも本議会が最後となります。最後の最後まで一生懸命頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。 それでは、質問の本題に入りたいと思います。 第1点目は、行政サービスの最適化と利便性向上について。 2点目は、道路行政、道路網のインフラ整備について。 3点目は、医療費の増加を抑制する取り組みについて。 4点目は、犀川下高屋住宅の現状と課題について、質問をいたします。 初めに、行政サービスの最適化と利便性向上について、質問させていただきます。 住民基本台帳などの既存システムの今後について、現在、住民基本台帳に記載されている個人情報は、各部門において独立したシステムでそれぞれ行政サービスに活用されていることと思います。毎年システムの維持管理費に経費がかかっているが、ICTの推進を掲げている本町として、システムの更新や統合など、さらなる財政負担を軽減する取り組みはあるのか認識をお伺いいたします。 現在、住民基本台帳カードマイナンバーカードが並行して利用されている住民基本台帳カードは有効期限10年であり、それまで使用可能となっているが、この機会に全ての住民基本台帳カードからマイナンバーカードへの切りかえを進めることが長期的に見ても得策と考える。今後、住民基本台帳カードからマイナンバーカードへの切りかえにどのように取り組んでいくのか、お伺いをいたします。 マイナンバーカードの普及に向けた取り組み、マイナンバーカードがあれば、住民票の交付など必ずしも役場へ来庁しなくても、近くのコンビニエンスストアで休日夜間でも対応できる。その事務処理件数はどの程度あるのか、お伺いをいたします。 マイナンバーは、社会保障や税の分野で、税金、国民健康保険、生活保護などの行政手続に利用され、転入転出時の手続などは、自治体の一つの窓口でワンストップサービスが可能になるなど、町民が受ける行政サービスの利点が多くあります。また、職員から見れば、業務量が減少し精神的な負担も軽減され、今までにもまして住民に寄り添ったきめ細かい対応ができるようになるなど、双方に利点があることから、マイナンバーカードを推進すべきと考えます。 町の窓口に交付や申請の手続で来庁する町民、特にマイナンバーカードがあれば役場へ来なくてもコンビニエンスストアなどで対応できた町民に対して、マイナンバーカードの利点を丁寧に説明して、マイナンバーカードの交付・活用へ誘導することを考えるが、認識をお示しください。 2点目の質問ですが、道路行政、道路網のインフラ整備でございますが、犀川久富線の早期開通と丸食前から今川線にバイパスの検討を。幹線道路整備は、日常雑貨や地場産業のための物流輸送、日々の流通・通勤・通学圏の拡大など、住民の暮らしの生活道路、企業の進出等にも大きな役割を果たす必要不可欠なものであります。ひいては町の発展のかなめともいえますが、その後の進展状況についてお伺いをいたします。 豊津錦ケ丘交差点の信号機設置についてですが、この交差点は、交通量も多く、児童生徒の通学路でもあり、変則交差点ということで安全確保がしにくいなどの問題点が多く、地域住民より一方通行はできないかという問題を提案されております。その後の進展はどのようになっているのか、お伺いいたします。 3点目の質問ですが、医療費の増加を抑制する取り組みについて。健康づくりに取り組み、病気を予防し健康で生き生きと暮らせるまちづくりについて。 医療費については、国民健康保険における給付費の推移を見ると大きな増加は見られませんが、被保険者は減少傾向にあり、一方、1人当たりの医療費は高額になるなど、後期高齢者支援金や介護納付金などの制度的抑制による支出もあり、国保財政は厳しい状況にあると思います。医療費増加の課題に対して、今後どのように取り組んでいくのか、認識をお示しください。 特定健診やがん検診受診率の向上に向けた取り組みについてお伺いいたします。 特定健診やがん検診未受診者の受診しない理由については、町としてはどのように受けとめているのか、認識をお示しください。 特定健診の受診率は、少しではあるが向上しているようにあるが、しかし、がん検診の受診率は低いように思うが、がん検診の受診率を向上させる取り組みとして、各種がん検診の無料化、電話、手紙等で受診勧誘、勧奨し、日曜診断の拡充と積極的な取り組みが必要と考えるが、どのようにお考えかお伺いいたします。 4点目の質問ですが、下高屋住宅の現状と課題について。 現在、下高屋住宅は、十五、六棟残っているが、経年劣化や老朽化に伴い、修繕はもちろんのこと、用途廃止が決まっているものが多くあります。個々の住宅は平均築年数が40年以上の経過をしている施設で、簡易平屋タイプなどは、耐震化の問題も出てきている現状だと思います。現在住んでいる方々は、例えば五、六軒長屋に一、二軒しか入っていない状態で、十五、六軒の長屋に1棟建てが十三、四とありますが、既に解体しているところもありますが、現在住んでいる人は40軒程度と聞いています。住んでいる皆さんの要望として、ここから私たちは動きたくない、1カ所に集約してほしい、とのことですが、安全面、環境面、衛生面等を考えたとき、1カ所に集約することは望ましいと思うが、認識をお伺いいたします。 以上で、壇上からの質問を終わります。明瞭、簡潔に御答弁を求めます。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。田中勝馬議員の質問にお答えをいたします。 最初に、行政運営についての中の行政サービスの最適化と利便性についてお答えをいたします。 最初に、住民基本台帳既存システムの今後についてです。ICTの目覚ましい発展に伴い、行政事務もICTを利用した事務がさまざまな分野において取り組まれています。その結果、利便性や効率化が図られるというメリットがある反面、多くの経費がかかっております。 行政の電算システムの運用は、住民の生活に直接係るシステムであるため、円滑な運用が不可欠です。同時に、多くの個人情報を保持することから安全性や堅牢性といった精度の高い要件が求められております。このため、システムの維持管理についても高コストとなっております。 この先、ICTの活用がさらに推進されることにより、今以上にシステム構築、関係機関との連携の増加が予想されます。当然これに伴う費用も発生します。今後、財政運営を軽減するためには、町の情報システム・データを外部のデータセンターで運用・管理を行う自治体クラウドの導入や、共同利用センターの活用、共通化・標準化システムの積極的な導入など、庁内の電算システムの運用に関して再度検討し、議員から言われましたように、経費の削減、抑制には、さらに努めていきたいというふうに考えております。 次に、住基カード及びマイナンバーカードに関する質問にお答えをします。 平成28年1月からマイナンバーカードが発行されたため、住基カードの発行は平成27年12月で終了しております。新たにマイナンバーカード交付時に住基カードの返却をしていただいているところです。 マイナンバーカードの交付に向けた取り組みは、平成28年度から随時広報等で行ってきましたが、本年度6月からのコンビニエンスストアで住民票等の証明書が交付できるサービスを開始したことを機に、2カ月に1度ではありますが、休日に臨時窓口を開設し、インターネットでの申請支援及びカード交付を行っております。また、産業文化祭等においても2日間臨時窓口を開設することにより多くの方にPRし、一人でも多くの方に持っていだたけるように努めているところです。 次に、道路行政についての質問にお答えをいたします。 県道下深野・犀川線のバイパス道路につきましては、福岡県京築県土整備事務所が平成15年度から事業開始し、一部は供用しております。しかし、犀川久富側の用地確保が難航し、事業が中断しておりましたが、路線の法線の見直しを行い、詳細設計・用地測量・警察協議も完了し、平成30年度には、地元説明会が行われております。なお、平成31年度より、用地の補償交渉を行うとの回答をいただいているところです。今後も福岡県京築県土整備事務所に早期着工を働きかけてまいりたいと考えております。 次に、豊津丸食前から今川線にバイパスの検討についての質問です。 平成27年3月に、みやこ町内及び周辺の幹線道路を対象に、整備が必要な区間を重要度評価により、優先的に整備すべき区間として、みやこ町道路計画の基礎資料を策定しました。その中に、御指摘のバイパス化もあり、行橋添田線から豊津支所間として、4ルートの案が検討され、構想段階ではありますが、どのルートも概算事業費が非常に高額なため、町単独での事業が難しいことから、福岡県に県道豊津・椎田線の延伸工事として、事業化に向け働きかけをしているところであります。 次に、道路行政の中のインフラ整備豊津錦ケ丘変則交差点の信号機の設置について等の問題にお答えをいたします。 当該交差点は、国道496号と県道、町道が交差する交差点で、多くの児童・生徒の通学路として利用されておりますが、交通量も多く変則に交差しているため、歩行者は、道路の歩行や横断の際には、大変不安な通行を強いられていることは十分認識をしております。そのため、町としましては、従前から信号機設置を強く要望しておりますが、なかなか用地交渉等も厳しく進んでいないというのが現状であります。 安全性の向上と地域住民の不安解消に向けて、今後もその必要性を福岡県や警察署等、関係機関に粘り強く訴えかけ、信号機の早期設置実現に向けて努力してまいります。 次に、医療費等に関します質問にお答えをいたします。 後期高齢者医療費の増加に対する取り組みについては、福岡県後期高齢者医療広域連合が主体となって、保健事業や医療費適正化事業に取り組んでいます。具体的には、自発的な健康づくりの契機とすることを目的に、地域団体を対象にした健康長寿講演会の開催や、医薬品の適正使用を促すため、福岡県が主体となって重複服薬者に対する啓発リーフレットなどの送付を行っています。 また、健康診断につきましては、これまで受診対象外であった生活習慣病治療中の方についても、平成31年度から受診が可能となるよう、対象者の拡大が予定されているところです。 町では、住民の方が後期高齢者となる75歳の節目の年に、地域包括支援センターの看護師の資格を持った職員が、全員を個別に訪問し、心身の状況を把握するとともに、医療や生活習慣に対する適切な助言をすることで医療費の抑制に努めているところです。 次に、特定健診やがん検診受診率の向上に向けての取り組みについてお答えをいたします。 特定健診は、糖尿病や高血圧症の方が虚血性心疾患脳血管疾患等を発症するリスクを低下させる予防を目的としたものです。また、国民の2人に1人が、がんになると言われており、がん検診は早期発見を目的としたものです。 みやこ町の特定健診及びがん検診の受診率は、全国平均より高い状況です。ちなみに、みやこ町の受診率は、平成29年度45.2%、全国では36.6%、福岡県は33.9%、ちなみに、行橋市では38.7%、苅田町が48.7%ということで、福岡県は全国よりも上には行っているという状況でございます。 それと、健康診断で特定健診とがん検診を同時に受診できるほか、集団検診で受診できない方が医療機関で受ける個別健診を実施しているためで、今後も継続したいと考えております。 次に、がん検診の自己負担についてです。 自己負担は、負担の公平を図るため利用者に求めるもので、近隣の自治体に比べ負担額は低くなっております。今後は、近隣自治体の動向や財政状況を注視し、検討したいと考えております。 ちなみに、近隣の自治体の状況を申し上げますと、みやこ町は胃の検診が400円ですが、隣の行橋市は500円、苅田町は1,000円という状況でございます。肺の検診に関しましては、みやこ町は100円、行橋市は300円、苅田町が200円。大腸では、みやこ町が200円、行橋が400円、苅田町が400円ということで、みやこ町のほうは若干ではありますが、他の市町村に比べて安いんではないかというふうに思っております。 続きまして、住宅行政について、お答えをいたします。 下高屋住宅の長屋住宅についてですが、入居者の退去などに伴い、空き住戸が多い長屋住宅が複数あります。空き家となった住戸につきましては、動物がすみついたり、人が出入りしたりすることがないよう、住戸の開口部を封鎖するなどして、防犯対策をとっているところであります。 また、下高屋住宅の入居者の集約及び用途廃止住宅の早期解体についてですが、下高屋住宅は、建築後44年から48年が経過し、老朽化が著しく進んでおります。集約して入居するためには、空き家の整備に多額の経費が必要となるなど、さらなる費用が発生することから、実施は困難な状況にあります。 今後の対応としましては、みやこ町公営住宅等長寿命化計画に基づき、建てかえによる集約移転の方向で検討していくことが望ましいのではないかと考えております。また、用途廃止住宅の解体につきましては、住戸が全て空き家となった段階で、できるだけ早く実施をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) ありがとうございました。行政サービスの最適化と利便性についてですが、今現在、マイナンバーカードの交付率はどのくらいになっているのか、また近隣市町村と比べてどのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 議員の御質問にお答えいたします。 現在、みやこ町につきましては2,216枚の交付ということで、交付率につきましては11.01%となっております。苅田町につきましては4,357枚ということで11.66%、行橋につきましては8,165ということで11.1%ということで、2月の末の時点での数字になっております。ちなみに豊前市につきましては10.09、築上町につきましては7.53、吉富町につきましては8.46、上毛町につきましては8.27ということで、県の平均につきましては11.13、国につきましては、これは1月末ですけども12.2%となっております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) ありがとうございました。こうしてみるとやはり、みやこ町はある程度よその市町村に比べて、ええとこ行きよるなということがお伺いできます。 この近隣でやっぱり一番トップを行きよるのが、今はどうかしらんずっと以前ですが、岡垣町がやはり非常に高いというようなことで、あの当時は昨年のことですが、県平均が10.68%やったのが岡垣町は16.69%というようなことです。これはやっぱり非常にいろんな方法でPRしたということで、休日、土曜日曜にも窓口対応をしたと、みやこ町のほうもやっていただいておるということですが、そういうこととか、また、役場に来ていただいて、写真等はただで撮影するとかいうようないろんなサービスをした関係で、そのように伸んだというようなことです。 いろいろ今みやこ町も近隣を切って先にコンビニエンスストア等で自動交付ができるようになりまして、非常に便利がよくなっておりますが、やはりそういうことで皆さんがこのマイナンバーカードをもう少し、ある程度知らない人が多いんです、まだまだ。広報紙にも載ってあれしておりますけど、どういうふうに使うんか、何するんかとかいうようなことが多いんです。今我々がずっとあっちこっち回っておりますと。 そういうふうなことなんで、やはりもう少しわかりやすく丁寧に説明してやれば、まだまだ加入率が上がるんじゃないかなというように思います。そういうことで、やはり広報紙等には載せていただいておりますけど、なおそのほかにもいろいろなことで宣伝する必要があるんじゃないかなと思います。 しかし、田舎の人については、私たちはマイナンバーカードにしても何しても、コンビニもなければ何もないと、コンビニまで行くには、やはり車に乗っていくなり何しても、車にも乗れないというようなことで、非常に私たちはそんなの持っても使うことができないというようなことはありますんで、そういうふうにマイナンバーカードは進めていかなければなりませんが、その反面、そういうふうに田舎の人のことを考えて利便性を考えてやって、どうすればええかというようなことを、みやこ町として今後どのようにその人たちに対応していくか、いうことが大きな課題ではないかなと。 今、やっぱり私もちょっと聞いた話ですけど、みやこ町の全世帯数8,640世帯、職員数は180、減ったかもわかりませんが、そのくらいおります。それで割ってみると、1人の職員が8,640世帯を賄っていくには47軒程度見ればええということなんです。だから、それも4,800の世帯の人が1年に何回役場にそういうふうな書類等がいるかと、ほとんどの方があんまり、要る人はちょこちょこ来るかしらんけど、ほとんど1年中何も来んというような人がおるんじゃないかと思いますんで、そういうふうなたまたまそういう人が役場に行って書類がほしいというようなときに、対応してあげるような住民サービスをそういうふうな職員が地域担当制というのをつくっておりますけど、それは町のほうであって、田舎のほうには地域担当制というのがおらん、それが田舎のほうの利便性を、なかなか声が届きにくいところの声をどのようにして届けるかというのを、また我々議員の仕事でもありますが、その辺の対応はどのように考えているかお伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 議員の御質問にお答えいたします。 立場としましては、住民課長という立場でございますので、基本的には議員が言われたとおりにコンビニエンスストア等の発行でのメリットは非常に大きいかと思います。マイナンバーカードにつきましても、非常に広報等でかなり多くの方が来ていただきまして、平均して大体40から50名ぐらいが毎月来ていただくような形で順調に発行していると思います。 ただ、先ほど言いました地域によりましては、コンビニエンスストアがないとか、逆に支所のほうが近いとかいう方もたくさんいらっしゃると思います。ただ、我々としましては、そういう御相談にも応じながら、窓口対応を充実させていきたいということが、住民課としては窓口での対応をしっかりしていきたいと、ただ、町のほうでやっております相乗りタクシーデマンドタクシー等もございますので、そういうとこも普及しながら対応していきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 町長。 ◎町長(井上幸春君) 今の質問、本当に私もちょっと胸に刺さるものがありました。本当にそういった声の届かない人たちのことをどういうふうに役場は考えているのかということは、我々職員としてもやっぱり考えていかなけりゃいけないなということを改めて今思ったところです。これも担当課と相談をしながら、一住民課だけではできないと思いますので、包括支援とかいろんな形で出向いている職員もいますので、そういう中で何が足りないのか、何をどうしたらいいのか、そういうところはやっぱり会議をしながら、そういう意見をお聞きするような、私もそういう政策も考えていかなきゃいけないなというふうに思っておりますので、そのことは心にとめてもう少し前向きにできるように努力していきたいと思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 今、近隣市町村に比べてみやこ町は、マイナンバーカード推進がある程度ええとこ行っておるんですが、これをマイナンバーカードに入れかえて職員としての業務量といいますか、そういうのはどのぐらいの利便性があるのか、どのぐらいメリットがあるのか、お伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。
    ◎住民課長(進友雄君) ただいまの御質問にお答えいたします。 現状では、まだ1年間たっておりませんので、数字的なものにつきましては、非常に難しいところがございますが、検討した結果を御報告いたします。 今、コンビニエンスストアで発行数としましては、150件、150枚の発行をしていただいております。それと、窓口業務につきましては、平成29年につきましては、まだ1年たっておりませんので、月平均で1,239件の窓口件数があっております。30年につきましては、今1,156件ということで、まあ、83件の減少になっているというような形になっております。コンビニエンスのほうで証明書等を発行していただければ、当然窓口に来る件数が減ってまいりますので、その辺のところはなっておりますけど、まだ微減というような状況で今後もそういう検討をしながら、職員の負担あるいは人員等につきましても検討していくような状況になろうかと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 今回から乗り合いタクシーのほうも全体的に動くということで、あっちこっち田舎のほう回ってみると非常に喜んでおります。ということは、今までは例えば犀川なら犀川だけだったというのが、今度はずっとぐるぐる回るよというようなことで、大いに利用してくださいということを言っておりますが、「いやあ、だけど気の毒なけね、毎日来てくれち電話するの気の毒なけ」いえそういうことはいっこも、これ利便性ってどんどん使っていただかなければ、これはまた乗り手がおらんというふうなことになった場合には、またこれは考え直さないかんというようなことになりますんで、大いに使ってください、そんな心配する必要ありませんけというようなことを言うて回りよるんですけど、まあ、そういうことで非常に喜ばれております。 そういうふうでなかなか今の交通機関のバスに乗っていくにもバス停まで歩いていかないかん、遠いと、帰ってからまた荷物を買うて帰ってから提げて帰らないかんというようなことでは、非常に助かるということで、ありがたくして特に田舎の高齢者非常に喜んでおりますので、またさらに、今はそういう電話連絡でということですが、やはり近所に来たら一緒に乗っていかれるような方法もまた先々には考えてしていただければ、なおええんかなと思います。よろしくお願いしたいと思います。 次に、道路行政ですが、私はこの23年の9月議会において、この問題は提案させていただきました。あれから7年経過したわけですが、今ようやく交渉が進んで、30年の地元説明会、31年度工事に働きかけていくというようなことで、ありがとうございます。なかなかこういう問題は言うたからすぐ右から左にできるという問題ではないと思いますが、ようやくそういうふうにエンジンがかかったというようなことだと思います。 やはり、何言っても町のやっぱり発展かなめは道路網の整備だと思うんです。やはり今我々があっちこっち回っているんですが、本当軽トラで回らなければ回れないところが多いんですよ。入っていっても本当向こうから来たらもう離合するのも大事、どっちかがバックせないかんというようなことなんで、やはりそういうとこには若い者もはっきり言うて、きのうもお話したんですが、年寄りはこういうとこに若い者は帰ってこんのですよっち、はっきり言うて、もうどうしようも私たちもあんた息子はまちに出てこんかちゅうけど、やっぱり家離れたくないけちゅうことでありますが、若者はもうやはりそういう車がどんどん行き来できるようなとこやなければ帰ってこないというようなことなんで、絶対にやはり道路が整備されようが若者が住み着くにもなるんと思います。 だからやっぱりそういうふうに道路を早く整備すれば、犀川、豊津また新田原のほうでも開通できれば、まだ発展していくんじゃないかなと思いますので、この辺はひとつよろしくお願いします。 それから、豊津から町なか通ってバイパスの件ですが、これ私が思うんですが、今祓川から今川までやっぱり道路をずっと整備すればということですが、何しろ国分のところは3軒が急に狭くなっておるというようなことで、舗装もまた新しく今度はしていただいておりますけど、やはりどっちかがあっこで待っとかないかん離合できない、大きな車が離合できないというような状態で、やはりああいうとこも早く整備して、そして今川まで続く道路ができれば、今、新豊津駅から中高生の方が相当乗っておるんです、平成筑豊鉄道を使ってきて、しかし登っていくには既に坂道ばっかりなんで、もう自転車を押して上がったり歩いてきたりとかいうようなことなんで。 そして、あそこ緑ケ丘のところは相当の住宅地をしておりますけど、なかなか買い手がない、売地ばっかりというようなことですが、あっこ辺の新豊津駅前がもう少し開拓されれば、まだまだ発展する要素はあるんじゃないかなというようなことでありますんで、そこ辺もやっぱりあわせて検討していただきたいと。 まあ、町単独ではできないというのは、それはそうかもしれません、大きなお金がかかりますが、しかし、やっぱりそういうふうにみやこ町の私も都市計画のマスタープランの策定にかかわっていたんですが、その中で豊津地域を見ますと交通体系、道路体系については、国道496号線の整備改良促進、町内連携軸を位置づける、県道椎田勝山線、県道犀川豊津線の整備促進をするというふうにうたわれております。なお、また拠点へのアクセスや国道・県道と結ぶ町道についても計画的に安全な生活道路の整備を推進することとうたわれております。 そういうことと、やはり公共交通についても平成筑豊鉄道は広域都市機能ということで、行橋・北九州等にアクセスする生活交通軸であり、利用促進を図っていくというようなことを書いておりますんで、やはりこういうマスタープランにも豊津の将来性のことを書いておりますんで、やはりそういうふうにお金はかかるかもしれませんけど、やはりそういうふうな県等と連携しながら働きをしていただいて、やっぱり今すぐではなく、10年先を見据えてでもそういうふうな道路の整備が絶対必要ではないかと思いますが、その辺についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) ただいまの質問にお答えします。 先ほど町長が答弁したように、なかなか高額ということでありますけども、今、議員がおっしゃるように、まちづくりの一環として交通の整備は欠かせないものがあるもんですから、今言うように、10年を見据えた状態で検討してまいりたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) ぜひ、やっぱり将来展望、せっかくのそういうふうな都市計画マスタープランができておりますので、そういうふうなこともまたうたわれておりますんで、それにのっとってやはり計画を進めていっていただきたいと思います。 それから、錦ケ丘交差点の問題も、これ、再三に要望していただきました。しかし、そのときの回答は、やはり警察署のほうにそういうふうな状況を説明して何とか改善していきたいというようなことを言われてきまして、あれから7年たっておりますが、その後何ら変わったことはないというのですが、今私たちがいろいろ私のところにも要望事項が来ておるんですが、犀川方面から来るのが、あの坂を登ってぶっぶと飛ばしてくると、そして急に支所前からあっこの交差点まで狭くなっておるというようなことで、非常に危ないということで、だからあそこどうか一方通行でもできんのかというようなことも言ってきております。犀川から来たのは支所前を通って向こうに逃げるとか、こっちから入っていくのは一方通行で、という方法も何とかしていただけないかというようなことで、信号機ができなければそういう方法でも何らか変わった方法、できないできないじゃなく、何らか安全対策を考える必要があるんじゃないかというようなことも言われております。 まして今、赤れんが塀の工事等をしておりますので、なお狭いというようなことでございますんで、その辺もあわせて検討していただきたいと思います、一方通行等の。その一方通行はできるかできんか、その辺についての考え方についてお伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) この問題は、私ももう何十年とずっと見てきまして、どうしたらいいかということを本当に考えているんですが、まあ、あそこにある病院の方は今度建てかえするときにバックしてもいいですよと、そういうような了解はいただいております。部分的にはそうできているんですが、残念ながら、用地ができない箇所が何カ所もあるんです。先ほども言われましたけど、道路は用地ができればほぼ完成なんですが、なかなか用地ができないというのが現状であります。あの交差点のところも反対側のところの方は用地はいいですよという約束はいただいているんですが、一方の方が私が死んでから考えてくれというようなことも言われておりますんで、本当に町としても困っているような状況です。 そこで、一方通行にした場合、病院等もありまして、じゃあ、うちに来る患者はどうなるんだというようなことも前言われたこともあります。本当にイタチ返しのところがあるんですが、きょうそういう一方通行についてはどうかということを正式に質問をされておりますので、地元の皆さんにもそういう説明をしていきながら、できるんであれば一方通行でいきたいなと、昔の考えですけど、議員のおっしゃるように、あそこは狭いので県としては旧豊津支所の前を通って行くようにということで、あちら側を確保したという経緯があるんですが、なかなか小学校のところも狭いです。今回、小学校の建て直しにおいては、一歩下がろうということは、計画はしているような状況であります。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 今、学校建てかえのこともちょっと計画が道路がどうか考えているかということお伺いしようかと思いよったら、考えているというようなことですが、いずれにしても井上町長はやはり昔の県議時代少々の難しい道路の整備も苅田のほう仕上げてきて、本当苅田に行けば海側から国道からまた山側からと、もう道路はどこ行っても本当すごいすばらしい道路ばっかりですよ。だから、苅田はどんどん発展する、工場も来るんですよ。やはり急にこんな田舎のほうに行橋もまあまあとしても、この豊津・犀川・勝山に入るとなかなか道路の整備ができていないというのが現状です。特に201号線でも一緒、トンネルまで物すごく広くなってきよるのに、それから行橋の間とまってしもうとるというような、何か取り残されているというような感がしてなりません。 だから、そういうことを県議と町長の立場は違うかもしれませんが、やはりそういうふうな県議時代にはすばらしい功績を残されておりますんで、そういうどのようにやってきたか、いろんなやり方があろうかと思いますので、そういうノウハウを畑中県議にも教えてやって、やっぱりちょっと畑中県議にも働いていただくと、一緒に頑張っていただくようによろしくお願いしたいと思います。 それから今、学校が建てかえられてから道路はやっぱりあそこはどうか考えられておるんかどうか、そこ辺はどういうふうな道路を考えておるんやったらお伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 秋吉学校教育課長。 ◎学校教育課長(秋吉良晴君) 議員の御指摘の豊津地区にあります国道496号線、それから県道201号線が交差します錦ケ丘の変則交差点を含めて豊津小学校の全体の通学路の考え方について御説明をさせていただきます。 日々の通学に当該交差点の横断歩道を利用し、道路を横断する児童・生徒の安全確保のために、みやこ町の通学路の安全推進協議会を現在活用して協議をいたしております。この協議会につきましては、国土交通省それから福岡県、行橋市警察署等の関係機関から選出されました10名以内で組織されておる協議会でございまして、児童及び生徒が安心して通学ができるように、みやこ町全体の通学路の安全対策や学校からの要望の処理に関する対応を行っております。 現在、御質問の交差点におきましては、交差点内におきましてゼブラゾーンやガイドポストを設置することにより、できるだけ歩行する児童生徒との通行車両と歩行者が接近しないように距離を保てる配慮はいただいておりますが、今後もこの協議会を通じまして交通安全の確保に努めて、着実かつ効率的な取り組みの推進をしてまいりたいと考えております。 御質問の現在豊津地区にあります新小学校設置の基本計画にも同時に今取り組みをいたしております。その中で県道の201号線のほう、若干幅員が狭うございますし、新規の学校建設に際しまして、取り付け等の絡みで、任意のセットバック等ができればということで基本計画の中で今留意しながら全体の計画を今策定しよるような状況でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 201号線やなく496のことだと思いますので。 そういうことで、いずれにしても、そういうふうに新しい学校を建てるときにも、あわせてそういうことも考えた、ただ学校だけ建設するんじゃなく、そういうふうに道路もあわせて周辺整備もお願いしておきたいと思います。 次に、いいですか、議長。 ○議長(熊谷みえ子君) どうぞ。 ◆議員(田中勝馬君) 次に、医療費の増加の抑制についての取り組みでございますが、国民健康保険加入世帯の中で、国民健康保険税が家庭収入の中でも負担になっている現在のみやこ町の国民健康保険の医療費の現状はどのようになっているかということですが、先ほどちょっとお話をお聞きしましたが、みやこ町としては、いろいろ医療費はよそより安い、いろいろなことはみやこ町が先に進んでいるというようなことをお伺いしました。 いずれにしても、昨年の6月の15日の閣議決定された後期高齢者の窓口負担のあり方について検討され、医療費窓口負担は原則1割から2割にするという議論が始まっております。年金収入も減る中、後期高齢者の窓口負担の原則2割化は、治療が長期にわたる高齢者の生活を圧迫し、必要な医療が受けられない事態が深刻化します。医療費削減の取り組みとして、健康増進、健康寿命延伸のための取り組みに積極的に参加されて、健康診断の結果などに応じて健康ポイント制度の導入等について考えてみてはいかがでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) みやこ町の健康ポイント制度の導入等についてお答えをいたします。 国においても一般住民の方の予防や健康づくりの取り組みを促すために、保険者努力支援制度ということで、交付金の対象としているところでございます。住民の予防、健康づくりに向けたインセンティブを提供する取り組みは、健康に対する問題意識を喚起し、行動変容につなげることを目的として実施するものでありまして、その効果として医療費の削減につながるもので、大変有効であると考えております。 現在、住民の方の主体的な健康づくりを推進する上でどのような施策が効果的か、御提案のポイント制度の導入も含めまして関係課と、たび重なる協議を進めているところでございます。いま少しお時間をいただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) ありがとうございます。今は、我々はいきいきサロンというのがあるんですが、もうそのいきいきサロンにおいてのサロンパス事業です。いろいろポイント制度を設けて、1回行けばということで必ず印鑑を押していただいて、その商品券として入浴券とか、それからごみ袋です。こういうのがあると聞いておりますが、高齢者の方、私の地区の豊津のことですが、やっぱり高齢者、私は風呂やら行ったことがないと。家にあるから、よそに行ったことがない。要るのは、ごみ袋が欲しいと。ごみ袋をくださいと言ったら、いや、このごみ袋がありませんと。今、品切れしておりますとかいうようなことで、せっかく設けてしたその商品券であれば、やはり皆さんが欲しいもの、喜ぶものを与えてやれば、これも一つの健康管理のためにサロンパス事業というのをやって、皆さんがそこに行っていろいろのをやっていると思います。 だから、こういう健康増進には、今いろいろなゲートボール、グラウンドゴルフ、いろいろ高齢者の方は積極的に参加されて、今、グラウンドゴルフ人口も相当ふえております。きのうも犀川のほうでも総会があってしておりましたが、また新しく加入されたというようなことで、伊良原の方も、豊津の方あたりが来てしようたら、何やかというて見ていて、今、伊良原の方も二十数名の方が練習をして、おもしろいっち。朝起きて、それがもう天気がよからいいがなと思う、そのことばっかり思うという、楽しみでたまらんというようなことでありますので、これが、きのうも高齢者の方と話したのが、非常に自分のリハビリに一番ええと。無理して運動するんじゃなく、自分のペースで歩いて、頭を使って、人とのコミュニケーションを図れて、こんな楽しいことはないというようなことで、きのうも懇親会の中で言われておりました。 そういうことで、やはりこれも皆さん方の健康管理のものだと思いますので、今、課長が言われたように、将来的にはポイント制度にも検討していきたいということでありますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 それから、がん検診とか、また特定健診、みやこ町のほうはよそより安いということで、これは本当ありがたいことでございます。 しかし、生活習慣病の状況を見ますと、福岡県のがん年齢調整死亡率が、75歳未満が減少傾向にありますが、しかし、本町においては悪性疾患でがんが最も多い数値を示しております。本町の特徴としては、心疾患が多く、福岡県と比較すると4.4ポイントも高い状況にみやこ町はなっているというのが、表であらわれております。 また、乳がんについては増加傾向にあり、受診率の向上に向かって取り組みが必要と言われておりますが、本町においてはこの乳がん検診等の増加をどのようい受診率を向上させようとしているのか、お伺いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) がん検診についての御質問でございます。 その中でも特に女性特有のがんということで、乳がん関係でございます。これにつきましては、乳がん検診の対象となる方が40歳以上でございます。で、40歳以上の方に電話連絡等を行い、1回受けてもらえた方については、再度受けてもらえないかという努力は行っているところでございますが、今のところ、ちょっと乳がん検診については受診率が上がっていないという状態でございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 極力、やはり自分の健康は自分で守るというのが一番だと思いますが、そういうことで、やはり早期発見すれば治るということがありますので、いろいろな角度から行政としても進めていただきたいと思います。 本町においても、がんを発見しやすい検査方法を導入するなど、検査内容の充実を図り、がんの早期発見に努めることも必要ではないかと思います。どうぞひとつその辺についてもよろしくお願いします。 いずれにいたしましても、自分の健康は自分で守るというのが一番基本的なことだと思います。 次に、上高屋住宅の現状と課題についてです。 用途廃止の方向となった住宅への入居募集は行われておらず、空き家の数がふえ、入居者からは防犯や町内会の弱体化などの不安が聞かれます。そこで、所得の低い高齢者、生活が困窮するさまざまな人が住んでおります。現在、計画の中で活用手法が用途廃止となった住宅の入居者にどのように説明されているのか、お伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 坂邊建築課長。 ◎建築課長(坂邊芳則君) ただいまの質問にお答えします。 団地の建てかえ計画がある程度決まった段階では、対象となる入居者に対して説明会を開催し説明を行っておりますが、財源や補助申請等の関係から、実施時期が計画どおりに進まない場合もあるため、現時点では集約移転の対象者への説明は行っていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) 先ほども申しましたが、やっぱり1棟の長屋へ五、六軒入られる長屋に1軒ないしは2軒、ほとんどです。行ってみればそういう状態で、後はずらっとベニヤを張っとるわけね。非常にやっぱり見ても見苦しい。それは確かに動物等が入らないようにということだと思いますけど。 だから、そこの人に聞けば、とりあえず、私たちはもう絶対ここから出らんと。何ぼ言うても、もうここであの世に行くという覚悟を決めております。こっから出ませんということを言われとるんです。 そうすれば、やはり壊す計画をしても、その人たちが亡くなるまで待たなければなりません。そうすれば、そのたった一軒のために後の仕事の住宅長屋が壊されないという状況になるんで、どこかもうその一カ所に集めてやってすれば、そうお金をかけんでも集めれば、ほかの住宅は全部壊されるやないかと思うんです。 だから、その辺もこれは再度、計画を新しいところに行けといってもなかなか、今里住宅ができたらそこへ行きなさいと言っても、行きませんち本人たちが言うんやからね。それかて、抱えていくわけにいかんし、引っ張っていくわけにいかんから、それかといって、長屋にたった一軒しかないのに、その長屋が壊されないというような状況でございますので、非常に環境的にも、見たときも余りよくないんで、どこか長屋が、前のほうの駐車場の近いところあたりに1カ所に集約してやれないかなというのを、向こうの、この前回ったときの要望ですけど、ぜひ、議員、そういうようにしてくれんかと。私はここから絶対動かんのやけんというような、なし行かんかねと、いっぱい新しいところ、今里住宅へ行ってごらん。物すごうええですよって。いや、いいて。何でもここは私の住み家ですから、ここから動きませんと言うんやから、もうどうしようもならん。そのほか、お前、何しに来たんかち言われる。激しくおらぶようなところですからね。 そういうことの状況でありますので、僕は考えてみたら、本当に、確かに1カ所に集めてやって、ほかの長屋はもう全て崩したほうが安うつくんじゃないかなと。いつまでもあのまま放っとって、それで、草やら伸びるし、やっぱり管理はせにゃいかんのでね。だから、そういう方法で早くばたばた壊してしもうて、あの広い土地にせんやったら、何かほかの方法でみやこ町が何かほかの利活用を、もう太陽光時代は済んだかもしれん。せんやったら太陽光をするとか、何でも広い土地があれば生かした方法が使えるじゃないかと思いますが、どうですか。その辺はもう絶対に新しいところに入ってもらうか、その人たちがあの世に行くまで待っとくとかいうような取り組みですか。よろしくお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 坂邊建築課長。 ◎建築課長(坂邊芳則君) ただいまの質問にお答えします。 言いました、1カ所に集めてすれば、ほかのあいている分につきましてはすぐに解体ができるような状況となりますが、下高屋団地の住宅は建築後四十数年が経過して、耐用年数30年を大きく経過しております。既存の空き家を整備して集約を図ることは、今後さらなる修繕等が発生することにより維持管理費を考えますと、集約の実施につきましては、今の段階ではちょっと困難ではないかということで考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 7番、田中勝馬議員。 ◆議員(田中勝馬君) それがやっぱり行政の考え方やね。頭が硬いんやね。あれだけの空き家があるんやから、それより、今、大したお金をかけてせんでも、今自分たちがおるとことほかのとこと壊れた所は、そうないと思うんよね。 だから、そういうふうにそこに1カ所に移ってもらって、ほかのところを整備したほうがええんじゃないかと思うけど。どうしても行政としては、やはりそういうふうな頭が硬いところがあるんで、その辺のやっぱりもう少しコンパクトに、この住宅を1カ所に集めて、コンパクトな住宅にしようと。それで、ほかのところは全部壊してしもうとぴしっとしようと。本当言うて見苦しいですよ。たった1軒しか入っていないのに、ずっとベニヤを打って、もうよその人が来たら、何かなち思うんですよ。 だから、そういうことをもう少し柔軟にまた町長あたりとよく検討されて、どうしたらええかということを前向きに検討していただきたいと思います。 以上で終わらせていただきます。ありがとうございます。よろしくお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中勝馬議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで、暫時休憩といたします。再開は11時10分といたします。午前10時59分休憩………………………………………………………………………………午前11時10分再開 ○議長(熊谷みえ子君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位2番、議席番号4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) おはようございます。4番議員、柿野正喜です。任期最後の一般質問となりますが、今日あるのは町民の皆様、町執行部の皆様、議員の皆様方の御協力のおかげであると思っているところです。壇上からですが、お礼を申し上げます。 それでは、平成30年度3月定例会での一般質問をいたします。 1点目は、巡回バスの導入についてであります。 公的施設の統廃合や高齢化が進む環境の中、また、出張所レベルとなった支所機能の低下、医療機関の撤退など、生活環境に影響が生じております。公的施設の統廃合は、目的地への移動手段の確保が条件ではなかったでしょうか。 そこで、町民の機動力の確保に旧町間の定時巡回バスを導入すべきではないでしょうか、お答えください。 2点目は、有害鳥獣対策についてであります。 みやこ町の里山や集落は、ごらんのとおり、防護柵に囲まれた生活環境になってきました。里山は人にとって獣が往来する危険な状況になっています。今後、どのように環境改善をするのでしょうか。 そこでお伺いします。 被害防止に猟期の変更または長期化して捕獲数をふやすべきではないでしょうか。また、捕獲員の現員数とその動員計画はあるのでしょうか、お答えください。 3点目は、平成26年に稼働した地域移動図書館についてであります。 利用者は少ないと聞いていますが、みやこ町図書館条例にある、設置目的である一人一人の個人の知る権利を保障すると規定しています。そのことを考慮すれば、移動手段のない人へ公平なサービスの観点から、多種多様の図書を配置している図書館までの送迎サービスはできないでしょうか。お答えください。 4点目は、町広報紙など及び防災行政無線での広報のあり方についてであります。 平成29年度より繰り越した今年度予算で作成したかのように見えた町勢要覧はなぜ配布・活用しないのでしょうか。各種イベント、葬儀の案内、行政事務の案内など、多種に及んでいるが、広報の範囲が曖昧に感じているが、防災行政無線の活用規定はどうなっているのでしょうか。お答えください。 以上、壇上からの質問とします。簡潔な答弁のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野正喜議員の質問にお答えをいたします。 最初に、支所機能の低下及び医療機関の撤退についての質問にお答えをいたします。 行財政改革に伴い、平成29年4月から支所で行っていた手続の一部が、本町窓口に集約されています。このため、本町までの交通手段のない方には、犀川・豊津の両支所から公用車で送迎する体制を整えております。しかしながら、社会的な人口減少に伴う少子高齢化が進み、老齢を理由にした運転免許証を自主返納する方がふえており、移動手段を持たない方の増加は推測されております。 町内には、定期運行する平成筑豊鉄道や路線バス、コミュニティバスがありますが、いずれも運行区域が決まっており、沿線以外の住民にとっては不便さが生じているところもあります。仮に、旧町間に巡回バスを導入したとしても、中山間地域が多く存在するみやこ町においては、同様の課題を残すこととなります。 そこで、町といたしましては、利便性の高い交通手段として、平成25年度からあいのりタクシーの運行を開始し、運行区域の拡大を順次行ってまいりました。これまでは、勝山地域及び犀川・伊良原地域での運行のみでしたが、3月25日から豊津地域への運行区域拡大を予定しており、これにより町内全域での運行が可能となります。 あいのりタクシーは予約が必要なことや運行時間が決まっておりますが、従来の福祉バスのように、荷物を持った年配者が停留所まで歩くことなく、家の玄関から公共施設や商業施設、病院等までドア・ツー・ドアでの利用が可能となっております。また、勝山地域の医療機関が受診のための送迎バスを運行しています。 今後においても、利用者のニーズの把握、利用状況等の確認を行い、より利便性の高い公共交通施策を検討してまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 次に、有害鳥獣対策についてお答えをいたします。 福岡県における狩猟期間については、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律により、毎年10月15日から翌年4月15日までと定められており、この期間以外は行うことができません。しかしながら、許可捕獲としての有害鳥獣捕獲については、市町村鳥獣捕獲許可事務等取扱要領に基づき、1年以内で許可を行い、有害鳥獣捕獲の実施を行っています。 平成30年度の有害鳥獣捕獲許可人数に関しましては、わな猟が24名、銃猟が15名へ許可しています。 みやこ町では、狩猟免許取得、狩猟者登録等のための助成金交付要領を平成28年度に制定し、新規狩猟免許取得者へ助成を行うことで、狩猟者をふやす取り組みを行っているところです。 次に、図書館への送迎についての質問にお答えいたします。 移動図書館車は、毎月第2日曜日に、町内4カ所、諫山地区活性化センター、崎山地区農業研修センター、下木井地区公民館、光冨JA倉庫において地域巡回を行っていますが、その利用状況は29年度実績で年間合計17名と、極めて少ない現状でありますので、移動図書館車の有効活用について、さらに検討してまいりたいと考えています。しかしながら、図書館への送迎サービスにつきましては、行財政改革を進めている状況のもと、図書館利用者のみの送迎は大変厳しいものがあるというふうに考えております。 次に、広報のあり方についての質問にお答えをいたします。 町勢要覧につきましては、平成30年7月末に納品が完了した後、町勢要覧の配布に当たり、9月議会の全員協議会の際に配布し、概略の説明をしましたが、冊子内の表現に配慮が必要な箇所があるとの指摘を受け、一旦、回収をさせていただきました。後日開催された議会全員協議会において、主な構成部分について、方向性の説明を報告させていただいたところです。御指摘のあった部分を含め、修正数が複数ページに及び、再度印刷する必要が生じたこと、また、経費面から職員が修正作業を行い、印刷業務のみを業者に発注した関係上、修正に時間を要しましたが、現在、印刷作業に取りかかっているところであり、3月末には配布ができるのではないかというふうに考えております。 次に、防災行政無線の活用規定について伺うという質問にお答えをいたします。 みやこ町の防災行政無線につきましては、災害時に関する情報の収集及び伝達を円滑にするとともに、平常時における行政広報等を正確かつ迅速に伝達することなどを目的に設置されており、その運用管理に関しましては、設置管理条例並びに施行規則に基づいており、その業務が4つ定められています。 第1に、災害時の緊急事項の通報や連絡、第2に、町の公示事項や広報事項の伝達、第3に、官公署、公共的団体等の公示事項及び広報事項の伝達、そして第4に、必要と認める事項の周知及び伝達となっています。条例規則以外の細やかな活用規定というものはございませんが、放送内容等の詳細な点について、その都度、緊急性、公共性、必要性等を鑑みながら、今後も住民に必要な情報を即座に提供する重要な媒体として活用したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 答弁、ありがとうございました。 巡回バスはなかなか難しいということで、今回、改正されました、あいのりタクシーを存分に利用ということの答弁でございます。 それで、あいのりタクシーは、今度、地区内は1回が300円ということになるんですかね。例えば、往復した場合は600円ということでよろしいんですよね。それで、旧町間をすると600円、600円、1,200円費用がかかるということですよね。 それでは、図書館が一つになります。現在、自転車で図書館を利用している方、勝山の場合、その方たちはどういうふうにして手段を得たらよいのでしょうか。あいのりタクシーを使えということでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 図書館は一つにするというような答申になっております。しかし、その中で、豊津に集約するということになっておりますが、勝山地区、犀川地区においても、本を借りたい方がおられるということがあると思いますので、その辺は、今後の課題ですけれども、その勝山の中においても本が借りられるように、例えば、そこに行って、なければ後日、そこの場所に持ってきて、また貸すというようなことになっておりますので、よほど緊急性がない限りは、地元で少し待っていただければ、借りられるようにしていくというふうに考えております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そういうふうになるんですかね。直接図書館で借りれるんじゃなくて、ここで一旦待つということなんですかね、図書は。そういうことなんですかね。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私もよく本を借りるときがあるんですが、例えば、みやこ町にない図書もあるんですね。そういう場合は、福岡県の図書館あるいは他の町村から本を借りて、1週間待ってくださいと、そしたら届きますというふうに言われるので、私は、それを待って、本を読んで、また期間内に返すということになっております。町内でもそういう方法を、私はとれたらいいのかなというふうに思っています。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それじゃあ、第一義的に、お客さんは勝山の図書館に来て、ない場合があった場合は待ってもらうということですよね。あれば、その場で借りられるんでしょうけど、勝山の図書館でそれだけ充足できるんでしょうか、そしたら。1カ所に集約して。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 合併後の児童生徒の図書の貸し借り、返却等だと思うんですけれど、今考えているところにつきましては、移動図書館ですかね、あれを月に一、二回ぐらい閉鎖された勝山、犀川に巡回といいますか、して回り、そこで借りたり、返却したりというような形を考えておるところでございまして、児童生徒の豊津図書館までの移動手段等については、そこは図書館の統廃合ということで、移動手段等については、児童生徒の移動手段につきましては、現在のところ、そこまで考えていない状況でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 私の申し上げているのは、今まで勝山の図書館を自転車で来よったと、そういった方たちは、もうそれが豊津図書館に集約されるんで、今度は勝山じゃなくて豊津に行くんでしょうと、そういうことです。だから、自転車ではなかなか大変だから、あいのりタクシーを利用してくれということですかと聞いているんですよ。それを聞いているんです。勝山の図書館って、一々待つとか、どうしようがないんだから、選ぶこともできんじゃないですか、それは。そこを聞いているんです。今、そういう人たちは具体的にどうする、どういうふうに仕向けていくんですかって聞いているんです。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) その場合は、どうしても緊急性があるんであれば、あいのりタクシーを活用していただくことも可能だし、自転車で行くことも可能ではないかなというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 自転車が可能であっても、遠いからですね、年をとった方は行けないんじゃないですかと言っているんです。だから、その場合は、あいのりタクシーを利用するということですかっちゅう。しかも、それ、言っているのは、これ、600円、600円、1,200円かかる、今までゼロ円であったのが1,200円出して図書を借りに行くことになりますよという、そこを聞いているんです、私。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ですから、どれぐらいの本になるかわかりませんけど、部分的に残せる本は残していきたいと。どうしても、緊急かつ読みたいというんであれば、それはあいのりタクシーに乗って行くか、自転車で行くか、少し、1日待っていただければ、本もまた移動できるわけですから、そういうことを考えていくことも必要ではないかなというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、町長の考えは、ここにはないけど、その自転車かあいのりタクシーを利用してくれということですよね、そういうことは。わかりました。 今まで、私は誤っていました、考え方を。交通手段をきちんと条件整備をしてから1つの箇所に集めると、そういうように考えておりました。それというのも、地域での説明会ではそんな意見が出ていましたよね。一緒にするんはいいけど、移動手段を考えてくれと。だから、今言った、移動手段というのは、費用かかってもしようがないけど、あいのりタクシーを利用してくれということで間違いないですね、それは。町長、そうですよね。 だから、体育館にしても一緒ですよ、ほかのところも。今までは勝山体育館でやっていたけど、今度は犀川になったと、そのままみんな、月にいろんな講座もありましょうが、それについては、今まで自転車でここまで来ていた人はあいのりタクシーを利用してくれということでいいですか、それは。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 図書館の場合は、どういう本を読むか、私はわかりませんけども、普通に読む本においては、私は常備できればいいなというふうに思っております。ただ、専門書とか、そういうところの部分においては、やはり1カ所に集めるということが大事ではないかなと思っております。 議員もよく本、読まれると思いますけど、なかなかみやこ町の図書館だけではない本って結構あるんですよね。私も、読もうと思ったときに、先ほど申し上げましたけども、やっぱりほかの地域から来ると、そうすると待たなければいけないという図書もあるわけです。ですから、そういう、少し、若干の不便は感じるかもしれませんけども、そういう方法もあるということでありますので、どうしても町内でこれから移動する場合、このあいのりタクシーを利用していただきたいというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、図書館に聞きます、図書館のことを。今、町長が、ある程度のものを、蔵書を置くということなんでしょう。それで、どれぐらいの範囲のものを置くんですか、専門書じゃなくて、どれぐらいの範囲の今、規模しては。今の図書館を100としますよね。そしたら何十%のものをこっちに残すんですか。約でいいです、大体、構想として。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 再編後の勝山、犀川の図書館にどのぐらいの蔵書を残すかということでございますが、今現在は、憩いのスペースという形の計画をしております。新聞、雑誌あるいは本をある程度並べて、住民の方にくつろいでいただくというようなことを計画しているところでございまして、図書等の数でございますけれど、まだ正式には幾らにするということは決まっておりませんけれど、おおよそ、私の今、考えている範囲でよろしいでしょうか。数千冊ぐらいということになり……、まだ正式ではないんですけれど。今から細部にわたっては詰めるところですけれど、数千冊単位であろうというふうに考えておるところです。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、今、勝山図書館、何冊ぐらいあるんですか。数千冊というのは何%になるんですかね。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 今現在が約10万冊ございます。それで、数千冊ということになりますと、数%という形になろうかと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 町長にお伺いします。 そういうことでよろしいですかね。10万冊あるうちの、どれかわかりませんよ。冊数的には、千冊とすれば1%です。よろしいですか、そういう回答で。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 数字は、今、ここで何冊ということは言われませんけども、とにかく、普段、普通に見られている書物等、ある程度一般的な娯楽小説等を考えた中で設置をしていきたいと、残りの、そういった難しい本等については、一つに集めて、そこから管理をしていきたいと、そういうふうに考えております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 図書の話になってしまっているんですが、図書館に行くのに、あいのりタクシーを利用してくれという話になっておりますので、図書の話になってしまっております。今まで豊津に集約する、その中で勝山はどうするかといったら、さっき課長のほうが答弁した、憩いの場、憩いの場っちゅうか、そういう、雑誌的なものを置いて、そういうくつろぎの場にするんだなというふうに感じておりましたが、千冊程度を置いてやっていくということですよね。 それで、これは今、図書館の話です。例えば、ほかの部門も一緒なんですかね。例えば、ほかの施設も。3つのものを1つにしたときは、あいのりタクシー、自動車を運転しない人ですよね、移動手段のない方については、今まで自転車で行きよったけど、これからは申しわけないけど、あいのりタクシーを利用してくれと、そして1,200円、行くたびに払ってくださいと、そういう姿勢でよろしいですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 何をもってそういうのかよくわかりませんけども、例えば、そういうスポーツに行く方も一緒に同乗していく方もおられるでしょうし、全ての方があいのりタクシーを使うと思いません。私は、思っているのは、町内で、いわゆる路線バス等を、今まで走ったところもありましたけれども、いわゆる、荷物等を持って歩くのも大変だと、そういうことを聞いておりましたので、家の玄関から、そういう施設等に行けることが重要ではないかということで、あいのりタクシーということを考えてしてきたわけです。だから、全ての方が、一回一回それに乗って、そういうことに私は行くとは思っておりませんし、いろんなスポーツの場合も、みんな同乗していくんじゃないかなと、そういうふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 言われるのはそうだと思うんです。基本的にですよ、それは。それは乗れなかったら、誰か乗せてくれる人おらんかとか、自分で探したりしますよ。しかし、基本的には、自転車で今まで来よった人はどうしますかって、今、質問してるんで、人を探してするからいいんじゃないか、そうは100%ならないと思います、100%ですよ。少ない、数は少ないと思うんです、そういう方。しかし、こういう利用料を設定して、今までは、基本的にはそういうことになるということで、もう理解、よろしいですか、それで。基本的にはそういうことです。いいですかね、それで。 ◎町長(井上幸春君) はい。 ◆議員(柿野正喜君) わかりました。 それから、巡回バスの導入、これ、路線、停留所が定められている関係上、沿線以外の住民にとっては課題があると回答をもらっております。 それで、例えば、巡回バスをこの路線、停留所、これはどういった形のものを指しておるんですかね。国道を通るのを路線とか、そういう位置づけがあるんですかね、この沿線と、沿線以外というと、その沿線っちゅうのはどこを指しておるんですか、沿線以外、沿線は。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 例えば、路線バスの場合におきまして、沿線というのは路線バスが通っている路線、それから平成筑豊鉄道でありましたら、鉄道の路線というふうな形で考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 例えば、町内の巡回、豊津、犀川、勝山をぐるっと回るような巡回バスを導入しようとした場合、どんな障害があるんですか。それはちょっと難しいよっちゅうのはあるんですかね、巡回バスを。何か法的に、もうそういうまたがった巡回バスを導入することはできないとかあるんですか、そんな。 例えば、豊前なら豊前でバス、出しておりますよね、1回100円とか。で、苅田もバス、回してますよね、町内を。あれはできるけど、みやこ町は、これは何か障害があってできんのか、それともあいのりタクシーがあるからいいんだということで考えてないのか、そこら辺はどうなんですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) みやこ町も、現在、太陽交通バスの路線もございますし、それから、201号線沿いもそうですし、496号線もそうですし、あとは犀川につきましても、犀川タクシーの運行のバス、水玉バスがございます。 先ほど議員のおっしゃられました、みやこ町ではできないのかということではなくて、みやこ町は現在やっておりますが、先ほど町長も申しましたけれども、いわゆる路線上のある一定のバス停の付近の方だったら、例えば、荷物を持っていく、乗る、おりるという形は非常に便利かもしれませんが、みやこ町は、いかんせん谷が非常に多く存在しております。こういった中山間地域を抱えるみやこ町といたしましては、あいのりタクシーを導入することによって、ドア・ツー・ドアのサービスをしたほうがいいということで、徐々に、そういった形で切りかえていったほうが住民の利便性も高いのではないか、それから、免許証返納の人口も今からふえていくと思われますが、その対応についても、今のうちから、そういうふうなあいのりタクシーのシステムというのを導入しておけば、将来的にも使いたいというふうなときに、おうちから公共施設、それから商業施設なりに行けるのではないかということで、そういうふうな思いから、あいのりタクシーを今、進めているところではございまして、巡回バスができないということではございません。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 言われていること、わかります。それで、切りかえる、切りかえるのはわかるんです、あいのりタクシーにね。だけど、この費用を見たら、片や豊前や苅田は100円でバス乗れるのに、ここは1,200円出さんにゃいけんのですよ、1,200円。だから、このことが気になるんです。それをすりかえるんであればですよ。巡回バスを、100円乗りやないで、そのかわりにこのタクシーを利用させようとするんなら、この費用を何とか低く抑えんと、その理由は成り立たないような気がする、私は。片や、豊前市が600円とってバス動かしようなら別ですよ。100円で乗れるんですよ。そしたら、相反するですね、それは。そこを聞いているんです。 それで、わかりました。いずれにしろ、そこら辺は、費用は何とか捻出できないかと思います。というのも、平筑があります、鉄道が。あいのりタクシーは753万7,000円の予算が、平筑は負担金だけで1,391万円あるんです。あと、ほか、その平筑に関する予算もついております。こういう費用の面からしても、やはりどうかなと思います。勝山地区の人は、平成筑豊鉄道は利用できないですよね、利用したいでも。みやこ町内全体からいけば、一部の方です、利用されているのが。あいのりタクシーは全域で使うんですね、全域に。そこら辺もやっぱり考慮して、使いやすいあいのりタクシー、今回改正で、本当に使いやすくなっておるように感じております、そこら辺は。だから、費用の面が、あとどうしても引っかかるんです。公共と名のついた割にですね。そこら辺、ぜひ、検討できればと思います。あいのりタクシーについては、一歩前進で、ありがたい制度だと思っております。 以上で、1番目の質問を終わります。 次に、3番目の移動図書館車のほうに、先に、議長、移りたい、よろしいですか。 ○議長(熊谷みえ子君) はい、どうぞ。 ◆議員(柿野正喜君) 各巡回地区の月別利用者数の資料をいただきました。それによりますと、平成30年度ですね、今、2月ですが、今のところ、トータルで24名です、利用者が。そして、答弁いただいております、29年度の実績は年間17名です。30年度の各資料によりますと、豊津地区の光冨地区ですね、ここはゼロ人です。1年間ゼロ人ですよ。それから下木井公民館、ここが5人、年間に。30年度ですよ。3月、1カ月入ってないですけど。崎山公民館のところが5名、諫山活性化センターが14名と、こんな数字でございます。極めて少ない数です。防災行政無線で呼びかけておりますよね。それでもやっぱりこんな状況なんです。こういう状況はいつごろから発生したんでしょうか。お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 私が調べた限りにおきましては、運行当初から余り地域巡回移動図書館につきましては、運行当初から利用のほうは余りされていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 始めたころからあんまり利用者はいなかったということの答弁でございます。 それでは、教育長はこのことを報告受けて、どう考えました、この制度は。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 移動図書館につきましては、保育所等を回る部分とこの地域巡回があります。保育所や学校を回っている分については、利用状況は大変いい状況にありますが、この一般の方を対象にした地域巡回については、うまくいっていないというのが現状でございます。 ただ、なかなかやめるという決断ができないまま来ております。今後については、いろいろ違う方法を考えられたらということで、生涯学習課長とは協議をしているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。
    ◆議員(柿野正喜君) 教育長、あれですよね。報告受けて、それが最近の話じゃないですよ、これは。当初からですよ。もう平成26年度、稼働したときからですよ。それを何で今日まで放置していたんですか。何か理由があるんですか、やめられない。お尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 大変少ない人数ですが、利用者がいないわけではないというところが一番かと思います。それから、この巡回のバスを購入するという予算措置をしたときの流れが、地域巡回というのを強く議会からも要望されたというふうに聞いておりますので、先ほどから言いましたように、このバスは月に1回だけ地域を回っているだけで、ほかの利用が全くないわけじゃございませんので、そこのところは御理解をいただけたらというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 私は、ほかのところじゃなくて、ここの部分について言っているんです。地方自治法の中で、行政は最小の経費で最大の効果を生みなさいということは記されていますよね。それに反していると思いません。それから、この回答に、何て書いているか。図書館への送迎サービスについては、行財政改革を進めている状況から難しいっち、行財政改革、どっちが課題となっているんですかね、これは。違いますかね、それ。なぜ今日まで、26年度からそういう状況が続いておきながら、それを改善もしないで放置したかです。そのことを聞いているんです。なぜですか、それを放置してきた理由は。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 何度も申し上げますが、月に1日巡回ということで、ほかの日はきちっと、例えば、学校とかを回ってやっておりますので、移動図書館車の全体の事業としては、それなりにできているというふうに思っておりますので、一つの方法として、地域に対するサービスとして、人数は少ないですけれども、ゼロではないので、何とか続けてきたと。ただし、このまま続けることがいいのかということについては、検討している状況でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) この各地区を回っている滞在時間と人員の体制をお伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) ちょっと、私、しっかりと把握をしておるわけではないんですけれど、大体、滞在時間は30分、1カ所ですね、30分から1時間程度であったのではないかと思います。 それと、同乗する職員につきましては、2名体制でございます。午前午後で2カ所2カ所というふうに認識をしておるところです。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 午前中に2カ所行って、午後から2カ所行ってということですね、1日かけて。 それで、この移動図書館車を利用している方ですね、どういった理由で、本当はここの図書館に来ればいいんでしょうけど、その、来れないっちゅうか、移動図書館車を利用する理由ですかね、そういったところの内容の把握はされているでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) その辺、調べましたところ、たまたまといいますか、移動図書館を見かけたので利用すると、あるいは諫山活性化センターあたりにおきましては、そこの管理人さんが来ていただいたので借りるといったような状況でありまして、移動図書館を利用している方は図書館のほうにも来れている状況の人だというふうに確認をしております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) なかなかはっきりしないですね。利用状況とか、この移動図書館のあり方ですね。 それで、提案をさせてもらいますけど、冒頭で申し上げましたように、一人一人の公平なサービス、そういった観点からいいますと、みやこ町の図書館規則にもありますが、図書館の利用者の、ハンディキャップを持つ人たち、障がいのある方もハンディキャップです。それから、自動車を運転できない方もハンディキャップだと思うんですね。そういった方たちの利用援助をするためにも、図書館に行きたいけど行けない、そんな方に対する援助として、仮称ですが、図書館デーを、今、月1回、それを移動図書館はやっている、図書館車やっていますけど、図書館デーなども設けて、送迎、今回、あいのりタクシーがある、使い勝手がよくなったよっちゅう、時間的にはですよ、そういう申し込み、予約も含めて利用がしやすくなったよということも含めて、こういったものを利用してもらうと、それも無料で、それはサービスをして、そういうこともやっても、今、移動図書館車を動かすよりも、経費面からいっては安くなると思うんです。経費面、今2人でしょう、職員2人を。そういうことを提供してはどうかと思っております。それは提案ですね、これは。 そうすることによって、図書に行きたい方に、全ての方に図書に接してもらうという体制が私はとれるんだと、そういうふうに考えておりますので、提案として言っておきます。ありがとうございます。 それでは次に、鳥獣害対策についてお伺いをいたします。 被害額と、鹿とかイノシシ、その捕獲数がわかれば、直近のやつでいいです。推移ですから、数はなくても、状況をですね、だんだん減っているとか、だんだん頭数もふえているとか、そういったところを答弁していただきたいんですけど。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 まず、被害額につきましては、今回、イノシシ、鹿について、ちょっと答弁させていただきます。 29年度で、イノシシの被害額としましては284万円でございます。鹿につきましては93万1,000円でございます。 ちなみに、28年度は、イノシシにつきましては423万9,000円、鹿につきましては122万7,000円でございます。 続きまして、捕獲頭数でございますが、29年度につきましては、イノシシが378頭でございます。鹿につきましては255頭でございます。28年度につきましては、イノシシが429頭、鹿が200頭でございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) この被害額について、つくっていて荒らされた部分と、この中に耕作したいけど、荒らされるのでつくらないよという被害額ちゅうのは参入されているんですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 先ほど申し上げました被害額につきましては、基本的に、作付したものに対する被害でございます。また、この被害額の算定につきましては、前年度の被害額をあくまでも参考としまして、例年、農業共済また農協、それとあと地元の区長、そういったところからの聞き取り調査等を行いながらこの被害額の算定を行っておりますので、今、御質問で言われますように、作付をされていないところ、この部分は厳密に言うと入っていないところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 捕獲数をふやすには、捕獲員の増と期間の延長ですか、その2つが考えられるんじゃないかと思うんですが、このわな猟ですか、これ24名、それから銃が15名となっております。それは登録をされている方だと思うんですが、その登録者数ですか、それは県下の状況から見たらどんなんでしょうか。みやこ町は多いんでしょうか、少ないんでしょうか。それとも、他市町村並だろうと。どういう状況でしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 今言われます、現在の捕獲員の人数でございます。これにつきましては、県下または近隣との比較ということは、実際のところ、してはおりませんので、ちょっと把握はできておりません。 いずれにしろ、今、報告申し上げましたように、捕獲員としましては、わなにつきましては24名、銃につきましては15名という形で、実際今、全員合わせまして、両方持たれるという方もおられますので、29名。前年度と比較してもほぼ同数でございます。 また、増員につきましては、例年7月、1月という形で試験がありますので、6月の広報によりまして免許取得の周知という形をとっております。また、あわせまして、免許助成、そういった助成金の制度を活用させていただいて免許をとっていただくという形で、今進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それで、捕獲頭数です。今現状はこれだけど、今後これだけの頭数を確保していくんだと。それから、捕獲員の方です。その方も今はこれだけだけど、これだけふやしていくんだという、そういう計画があったら教えていただけますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 増員計画、これにつきましては、現在、みやこ町の鳥獣被害防止計画というものを平成29年度に、30年、31年、32年、この3カ年計画という形で定めております。 その中で、捕獲員の増員という形の計画は計上しておりません。載せているところは被害額、それから捕獲頭数、そういったところを計上させてもらっております。 いずれにしろ、こういう形でこの計画に基づきまして、現在、有害鳥獣の捕獲事業を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、その捕獲頭数の計画はあるということです。それで、今の体制でそれが達成できるかどうかです。その辺はどうでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 現状のところ、捕獲につきましては計画数値、かなり高い数字で上げております。また、この理由につきましては、現在、1年間通じて有害鳥獣捕獲許可を行っております。それを出すに当たり、その数字以上にとることもまたできないということもありまして、計画につきましては、かなり高めの数値を行っております。 ただ、この計画の中で、捕獲以上に防除、要は、先ほど言われていましたように、ワイヤーメッシュ、そういったものを平成28年度から全町的に行っておりますので、そういった形で田畑への侵入防止対策としまして非常に有効と考えておりますので、そういったところで軽減対策を行っているというふうな形で考えているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、今度は猟期の件でお伺いします。 今、猟期は、鹿の場合は11月1日から3月15日までですか。それから、箱わなでイノシシをとった場合、それは10月15日から4月15日までとなっているみたいですけど、正確にはどうなんですか。いつからいつまでですか、教えてもらえますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 通常、一般的には狩猟期間というのが、これはイノシシ、鹿また鳥、そういったものを含んだところでいいますと、11月15日から翌年の2月15日、これが一般的な狩猟期間でございます。 ただし、福岡県では、イノシシ、鹿につきましては、県のほうで第2種特定鳥獣管理計画、これはイノシシ、鹿が該当するんですが、これに基づきまして、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの間は、狩猟期間が延長されております。その中身としましては、イノシシ、鹿につきましては、わなと銃器、鉄砲は11月1日から翌年の3月15日となっています。さらに、イノシシの捕獲としまして箱わなを使う場合は、10月15日から4月の15日、こういった形で現在、猟期になっております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それで、私が延長できないかと尋ねておるんですが、それで、10月15日から4月15日までです。それで、もう10月には稲は実っております。それで、思うには、その前から猟期はできないかということなんです。もっと稲が実る前ちいうんですか、もうイノシシに荒らされる前に猟期ができないか。さきの4月15日はこっちにずれ込ましても、前倒しができるのならば、そっちのほうが耕作者の方にとってはいいんじゃないかと、そういう考えでございます。そこら辺はどうですか。期間は延長しなくても、前のほうに持ってくるちいうようなことは。 ○議長(熊谷みえ子君) 三角農林業振興課長。 ◎農林業振興課長(三角房幸君) 御質問にお答えさせていただきます。 この猟期につきましては、先ほど申し上げましたように、こういう形で決まっております。そういった状況の中、これはもう法律で決められておるんですが、有害鳥獣捕獲員という形で、これは福岡県が出しておりまして、市町村鳥獣捕獲許可事務等取扱要領に基づきまして、通年、もう1年間、そういう形に対して許可を、許可捕獲という形で行っております。それで、猟期以外の部分につきましても捕獲ができるという形で、町からその捕獲員に対して従事者証を発行しておりますので、そういった方々を活用させていただきまして、町内の鳥獣対策を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) わかりました。どうしてもそういうのは変更できないということです。ただ、耕作者の立場を考えれば、私は素人考えですけど、やはりもう少し前からしたほうが被害が少しでも少なくできるんじゃないかと思って質問しました。ありがとうございました。 最後に、町勢要覧の件です。 今年度3月までにでき上がるということですが、今度は修正などを加えて印刷するちいうことで、当初印刷したのは何部印刷されたんでしょうか。全員協議会で配布したときのその冊数は。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 当初印刷させていただいた冊数は500部でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 500部ということは、1冊幾らかかっておるんですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) それは全体の、いわゆる取材、それから写真撮影とかというふうな形を含んだところでの1冊当たりということでしょうか。済みません。 ◆議員(柿野正喜君) できれば。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 全体でいきますと、1冊当たり、ダイジェスト版それから資料編も含んでおりますけれども、全部トータルして500というふうな仮に計算でいけば、1冊当たり5,940円というふうな形になります。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) これで、今度はつくりかえるということです。今度はそれを含めたら、トータルとすれば、1冊は幾らになるんですか。やりかえるということで、これが、早い話がもう無駄になったちいうことですので、これを修正して最終的にやりかえたら、今までを全てを含めたところで、5,940円が幾らになるかです。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 1冊当たり、単純計算で500という計算でいけばという形ではございますが、380円の増加になるというふうな形で考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ページ数もあるんでしょうけど、この5,940円です。5,940円ちいうんはどうなんでしょうか。町勢要覧としては費用はどうなんですかね、これ。他市町村並みのことなんですか、これ。1冊は。この費用をかけてつくったやつをどういうふうにして活用されるか、お伺いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 町勢要覧の活用につきましては、町にお越しいただいた方へのみやこ町の紹介、それからみやこ町から町外に赴いたときの、いわゆる町のPR用として配布させていただく。それから、PRをしていくというふうな形で考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 4番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そこで、そういった視察に来られた方、お客さんに紹介ということでやるということなんですが、私から見れば、1冊5,000円の町勢要覧を、これ消耗品とは言えないような価格と思うんです。もう図書に近いです。1冊5,000円を、お客で視察か何かで来たときに、ぽんとよくやりますよね。1冊5,000円ちいうんはちょっと腑に落ちないんです。5,000円もかけるところがです。 例えば、よく町勢要覧をほかの市町村に送ってくださいと出します。こういうのをなかなか出せないのが本筋じゃないですかね、5,000円もかけて。おいそれと渡せるような価格のもんじゃないような気がするんです、5,000円のこの冊子というのは。そこら辺、この5,000円をかける理由ちいうんは何かあるんですか。たまたま、こうやったら5,000円かかったということですか。そこだけお尋ねします。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 通常でしたら、これ以上かかるのではないかというふうな形で考えているところです。 以上です。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 柿野正喜議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで、暫時休憩といたします。午後の再開は13時10分といたします。午後0時11分休憩………………………………………………………………………………午後1時10分再開 ○議長(熊谷みえ子君) これより、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位3番、議席番号15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 皆さん、こんにちは。私は今回の3月議会において、3つの質問を通告しております。 まず1点目に、児童虐待の防止についてであります。 去る1月でしたか、千葉県の野田市において、小学4年生が虐待による死亡をいたしました。それは事件化して、今日マスコミをにぎわしておりますけれども、我が町においても、そういう事案があるかどうかという質問であります。町では、防止方法についてどのように行われているか、町は児童虐待等の事案をどのように把握しておられるか、町はどのようにかかわり、防止をしようとしているのかという質問でございます。 2点目は、高齢者を支える、高齢者等専用の窓口をつくっていただきたいという願いであります。 今、町内ぐるっと回っておりまして、高齢者からの要望を多く聞くことがあります。役場に電話をしても対応がままならないと、そういうふうな意見が聞かれます。私は、やっぱり高齢者は1つの事案を解決するのに、よくわからない面があるんじゃないかということで、高齢者対策用の窓口をつくっていただいて、いろんな電話等の相談に乗って、その仕事を解決していただきたいというふうに思います。今、高齢者世帯の現状をどう見ておられるか、それともう一つは、やはり足がないという声を多くいただきます。勝山地区では、福祉バスというのが走っておりましたが、この福祉バスをもう一遍復活させていただきたいということであります。そういう声を多く聞きます。私は、そういうことを求めて一般質問をさせていただきます。 3点目は、今ある図書館の維持をお願いしたいということであります。 勝山、犀川の図書館の維持をいただきたいと、これは、本当にずっと回っておりまして、町民の声であります。後ほど触れさせていただきますけども、やっぱり、文化的な施設を地域に残していただきたいという願いが多く聞こえておるところであります。町民の声に耳を傾けていただきたいという願いであります。 以上、3点について、壇上より質問をいたします。簡潔な御答弁をお願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野義直議員の質問にお答えをいたします。 最初に、児童虐待等の防止に向けて、町では防止方法はどのように行われているのかについてお答えいたします。 児童虐待が児童の人権を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代にも引き継がれ、将来さらに深刻な社会問題へと拡大する恐れがあります。 全国の児童虐待相談件数は、平成29年度の速報数値では、13万3,778件であり、福岡県の児童相談所での相談件数は3,084件で、毎年増加しております。そのため、みやこ町では、児童虐待の情報把握方法として、乳児家庭全戸訪問を初め、2・3カ月児相談や7カ月児相談、1歳半・3歳児健診、養育支援訪問事業等で直接児童やその保護者と接する機会を活用するとともに、住民の皆様を初め、病院、学校、保育所等からの情報収集に努めているところであります。 また、広く住民に協力していただくため、広報誌や人権だよりに児童虐待防止や、発見した場合の通報等に関する内容を記載しています。住民の方などよりいただいた情報をもとに、児童相談所や警察署の職員等が、委員になっている要保護児童対策地域協議会で協議を行い、個別に必要な対応を行っています。 また、児童虐待の多くは、1つのことが原因ではなく、さまざまな要因が重なったときに、家族関係が不安定になり虐待が引き起こされると言われています。そこで、保健師や看護師が直接お会いできる乳児家庭全戸訪問や、医師と直接話ができる7カ月児・1歳半・3歳児健診、子育ての悩みを相談できる子育て支援センター等で、保護者などの不安や悩みの解決に努めております。 次に、高齢者を支える、高齢者専用の窓口をつくってほしいという質問にお答えいたします。 本町の高齢化率は、平成31年1月現在、38.9%で、県下第5位となっています。高齢化率の伸びとともに、高齢者世帯は増加傾向にあり、一般世帯に占める高齢者のいる世帯の割合は6割を占めます。また、高齢者のいる世帯のうち、高齢者夫婦のみの世帯や高齢者単身世帯の割合が増加しており、今後ますます老老介護や地域からの孤立など、日常生活の上でも支援が必要な方の増加が見込まれます。 高齢者の総合的な相談窓口として、本庁保健福祉課や別館の地域包括支援センターがあり、相談内容に応じて、適宜、担当部署や関係機関につないでいます。また、地域包括支援センターでは、一定の年齢を定め、年間約2,000名の高齢者をリストアップしての個別訪問をすることで、御自分で困り事に気づいていない、発信できない高齢者の把握に努めてまいります。 なお、午前中の田中勝馬議員からも高齢者に対する質問がありまして、そこで私答えましたけども、本当に我々職員も、いま一度そういったところのことを考え直しながら、包括支援センターの人たちにも一緒になって、どういうふうにしていったら、高齢者の方々を支えることができるのか、いま一度職員と話し合っていきたいというふうに思っております。 次に、福祉バスの復活を求めるについてお答えをいたします。 平成29年度に、外部有識者を初めとする行政改革推進委員会に、町の喫緊の課題である行財政改革について諮問をいたしました。 諮問事項の一つ、その他の行財政改革の推進に関する事項として、勝山地域を運行する福祉バスについて、平成30年度4月に委員会から一般の利用については廃止に向けて検討することとの答申を受けました。勝山地域を運行する福祉バスは、入浴施設への移動手段として導入されましたが、本庁別館の竣工とともに、その目的は終了しています。 福祉バスは、社会福祉協議会が実施するデイサービスの利用者と、運行ルート上に設置されたバス停を利用する一般利用者がいます。そのうち、一般の利用者に関しては、利用率が非常に低く、平成25年度からあいのりタクシーも運行していることから、運行区域が重複する公共交通の費用対効果の低い福祉バスについては、平成30年度末をもって運行を終了する予定としております。 なお、町で運行するあいのりタクシーは、町内での買い物や通院をする場合に、家の玄関から公共施設、商業施設や病院の目的地まで、ドアツードアでの利用が可能であるため、高齢者の方や運転免許証を返納された方などが利用する場合に御利用いただきたいと考えております。 運行区域についても、3月25日からは、町内全域での運行を予定しており、中山間地域の多いみやこ町にあっても、利便性の高い交通手段ですので、ぜひ活用していただきたいというふうに思っております。 なお、あいのりタクシーの状況について報告をいたします。 あいのりタクシーを平成30年1月1日現在ですけども、勝山地域では98名の方が利用されています。犀川地域は300人の方が利用されておられます。なお、勝山の福祉バス、これ平成29年度実績ですが、一般利用者は1,592人、大体1便当たり1人しか乗っていないと、そういうような状況であります。そういうことで、こういった答申が出たのかなというふうに思っております。 教育問題につきましては、教育長から答弁しますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 勝山及び犀川図書館についての御質問でございます。 昨年6月に策定をいたしました公共施設再配置計画では、犀川図書館と勝山図書館については、平成32年度末をもって、その機能を中央図書館に集約する計画としております。3つの図書館を維持する年間経費として、平成29年度は、3館合計で約6,500万円の経費を要しております。また、京築7市町の自治体が保有している図書館数を比較しましても、1自治体で複数の図書館を有しているのはみやこ町のみとなっており、施設配置の適正化、財政負担の軽減を図るためにも、3つある図書館を中央図書館1館に集約し、効率的、効果的な管理運営を行ってまいりたいと考えております。 しかしながら、図書館は本を読むだけではなく、住民の憩いの場としても活用されていることなどから、図書館を廃止する犀川、勝山地区に関しましては、その機能の代替として、町有施設の一部に図書を初め雑誌や新聞等を配架し、住民の皆様がゆっくりと過ごせる憩いのスペースを設置する予定としております。 今後も、より効率的な図書館運営を図り、コスト縮減に取り組むことで、安定的な図書館サービスを提供してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 1番目から再質問を行います。 この件の担当部署はどこでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 児童虐待については、子育て・健康支援課が行っております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 虐待事案はありますか。あれば何件、どういう事案がありますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) みやこ町での要保護協議会関係での虐待の報告件数でございますが、平成29年度で身体的虐待が3件と、ネグレクトが9件、合計12件でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これらの案件に関して、町はどのようにかかわっていっていますか。現状でどういうふうにかかわっていっておりますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 事案に対するかかわり方という御質問でございます。今現在、協議会の実施の中で、実務者会議及び個別検討会議というのを会議の中でしております。この実務者会議につきましては、みやこ町で事案に関係する課及び児童相談所の職員たちと2カ月に一遍ぐらいに、どういう方向性で定めていくかを決める会議でございます。また、個別検討会議につきましては、1件1件の事案、それにかかわる方たち、どういう人たちがいるかというと、児童相談所、警察署、また関係課、それを関係している担当職員等が、個別にどのようにしていったら虐待というのがよくなるかということを考えて、その中で虐待の関係者の方とかかわりを持っていっているという状態でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) ちょっと教えていただきたいんですけども、この関係機関、児童相談所、警察、この仕組みは、ちょっと複雑に考えなくてよろしいですから、町の担当と含めて、どういう機関と話し合いをしているかということを教えていただきたいんですけど。(「どういう機関」と呼ぶ者あり) ○議長(熊谷みえ子君) じゃあもう一度、15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) どういう機関かといいますと、子育て支援課と、それからこの個別の事案についての検討会というのがありますよね、そこではどういう機関、社協なんかも入っているんですか。その機関名です。警察とか児童相談所とか、それから学校ですか、そういうところも入っていると思うんですけども、機関名をちょっと教えていただきたいんですけど。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 済いません。今入っているところを申し上げますと、京築児童相談所、また京築保健福祉環境事務所、行橋警察署、それとみやこ町の教育委員さん、みやこ町の小中学校校長会の方、それと、人権擁護委員会、それと民生児童委員、社会福祉協議会、保育協会でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 結局、これは個別の案件で協議をした上で、児童相談所が保護をするかしないかの、結局は決定をするのは児童相談所というふうに思うんですが、その個別の相談をして結論が出るなりした上で、児童相談所が子供を引き取るという件数は、29年度でいえば12件中何件ありますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 一時保護のみやこ町の件数ですけども、この一時保護につきましては、いろいろと虐待関係でいろいろございます。大変、何て言うんですか、ナイーブなという言い方がいいかどうかわかりませんが、そういう案件になるとこでございますので、件数については控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 件数ぐらいは公表してもいいんじゃないかなと思うんですが、あえて言わないというんであれば、しっかり保護といいますか、守られておるかというのは関心があるとこなんです。 私のいろいろ調べたところによると、児童相談所の職員さんが、短期間の就労の方が結構いらっしゃって、それで、やはり専門家でないというふうな方もいらっしゃるというふうに聞いております。そういうこともあって、本当に守られているのかなというふうなことがあって、今回の事件も、やはり、何ていうか経験が浅かったということで、うっかり保護から解放してやるという状況が生まれたみたいですよね。それでこの事件が起きたみたいですから、そういう状況があるんじゃないかなというふうに思っております。 それと、町の担当者です。子育て支援課の担当者は、どういうスタッフなんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長
    ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 児童相談所のかかわりという御質問がまずありました。児童相談所につきましては、職員さんがみやこ町のほうは担当していただいているということで、前のときに短期の方というお話ですけども、みやこ町は短期の方ではなくて、職員の方が来ていただいています。なお、職員の方も、月にすると多いときであれば、1週間に2回とか、事例案件のときにいろいろ情報提供のやり方、情報の共有を含めて来庁していただいているという状態でございます。それとあわせて、児童相談所のほうが一時保護とかをやりますが、一時保護だけが全部じゃないので、やはりかかわり方だというふうに思っております。そこで、警察の方も町のほうには来ていただいて、一緒になって話しているという状態でございます。 それとあわせて、質問の中で町のスタッフ状況はという御質問でございました。町のスタッフといたしましては、子育てのほうがやっておりますので、そこの係長を初めとし、保健師がかかわっているとこでございます。それは、保健師たちがかかわることによって、保護者の方たちの安心感が少し生まれてくるのかなということで、保健師等も個別会議の中には入っている状態でございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) こういう12件のうちで一時保護された方、件数はあるんですね。あるかないかぐらいは言っていただかないと。 ○議長(熊谷みえ子君) どうします。(「いろいろと聞いている方……。済みません」と呼ぶ者あり) 特定されるということで回答できないということですね。15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) わかりました。何か微妙な状況になっておるみたいですが、私は、それを特定して何か問題が起きるようなことはないと思うんですけど、あるかないかぐらいの判断では、表明ではと思うんですが、いいです。そういう危惧があるんであれば。 時間が迫りますので、もう一つ、居住実態を把握されていない児童の数です。これを全国で調べたそうですが、これは我が町にそういう実態のある子供はいらっしゃいますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 居住実態がない児童ということでございますが、学校に在籍している子供についてのそういう実態はないというふうに思っております。 それから、今回の件で、2月に学校に来れていない子供たちの調査とか、国のほうからも指示がありましたので、全部確認をしております。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それでは、ちょっと、福岡県が、町長がお話しされた3,084件です、29年度で。これは北九州市と福岡市は除いた件数なんですけど、大体、1,000人当たり1人という件数になっております。だから、みやこ町では、人口割でいえば20人ぐらい年間あるんじゃないかなというふうに推測はしました。その生活環境によりますけれども、それで12人というのはちょっと少ないかなというふうには思うんですけど、今後、しっかりその数をつかんでいく上で、さらに検討することというようなのありますか。相談を寄せられた件数については12件でしょうけども、全体的に把握するためには、足を運んで調べるか、申告だけ待っとっても、相談だけを待っとっても数はしっかりつかめない感じがしますので、今後、どういうふうにやっていくかですよね。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 今、件数で、みやこ町の人口からしたらという御質問だったと思います。これにつきましては、年々変化します。というのが、多い年は22件あった年もあります。19件あった年もあります。これ、解決した事案については、もうカウントいたしませんので、件数がこうなっているという状態でございますので、御理解いただきたいと。 あわせて、情報収集をどうやってするかという御質問だと思います。この情報収集につきましては、町長のほうも言いましたが、まず、子供さんたちが虐待が始まるときは、1つの案件で虐待というのは始まらないというふうに思っておりますので、まず、小さいサインから受け取っていくということで、全戸訪問、もしくは、病院の先生たちに見てもらえる1歳半・3歳児健診、こういうものをうまく今活用できていると思いますので、この活用を継続していきたいというふうに考えているとこでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 全国的に、どこからの通報かということを調べたあれがあるんですよね。一番多いのが警察からの通報というのが一番多いんです。あと、親戚です。学校も多いです。だから、そういうところから寄せられる情報というのは、やっぱり敏感に把握しておく必要があるのかなというふうに思いますが、それらのところに情報が寄せられたら、町が個別の案件についての検討会を招集するんでしょうか。どういう仕組みになっておりますか、そこんところ。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) まず、そういう情報が寄せられたときは、一番初めがやはり子供さんの安全の確認ということで、まず会議を開くよりも先に、安全確認をさせていただいているところでございます。 その安全確認の後に、個別に、まずどういうふうな対応をしたらいいかというケース会議、個別の会議のほうを先に開きます。そして、その会議の情報を得て、担当者の実務者会議を開くという状態にしております。なので、個別のまず安全確認を先に行うということを先にさせていただいて、その後に対応方法をみんなで協議していくという状態をとっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 大体、そういう状況というのはわかりました。そうすると、やっぱり町としてそれらの情報をつかむ上では、もう一工夫が必要かなと思うんです。警察や親や学校からの情報だけでは、それと乳幼児とか就学前の子供さんが大体多いようです、虐待を受けるケースが。それで、それは今、7歳児とか何歳児とかという健診か相談に引っかかるかもわかりませんが、それとて、健診だけでわかることは少ないんやないかなというふうに私は思います。 それで、やはり地域に入っていって、地域でやっぱり情報をつかまないといけないというふうに思っております。それで、子育ての健康支援にかかわる地域にそういう職種といいますか、入っていくという状況はどんなぐあいでしょうか。入っていってつかんでいる状況はありますか。それとも待っている状況でしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 情報収集の質問でございます。情報収集につきましては、地域のほうに出ていくということがありますが、職員たちがいろいろに健康相談とかに出ていくこともあります。そのときに、周りのほうで赤ちゃんの泣き声がずっと続くんですよとかいうときは、もうまず順次に訪問をさせていただくようにしております。そして、それによってお母さんの悩み事をまず解決してあげると、先ほども町長のほうも言いましたが、虐待というのは1つのことから始まるんじゃなくて、小さいことが積み重ねていって虐待というのが始まるんだというふうに理解しておりますので、まず、初めのときからかかわっていくと。かかわっていった案件で、どうしてもうまくかかわりができずに虐待になっていくことはあるかもしれませんが、できるだけ虐待になることを減らすためには、まず、私どもの保健師または看護師がいますけども、かかわりを持っていくということを基本にやっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 保健師さんは何人いらっしゃいますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 私のほうの、今、常勤の職員といたしましては、保健師は3名でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 件数としてはどれぐらいの対象に見て回っている状況でしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) それ以外に、十何名の看護師等に事業の委託をしております。この事業の委託は、虐待の発見の事業ではございませんが、回るときには、そういうことがないかを注意してくださいということでお願いしています。これはどんなことかといいますと、高齢者の人たちの健康相談とか、いろんな相談を行っていることで、子育て・健康支援課が雇用している看護師のほうも町内のほうを回っているとこです。そういうときにも、一緒に注意してくださいということで、注意喚起のお願いをしているとこです。なので、ちょっと3人だけで全部やっているわけではございません。済いません。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 包括支援センターには支援要員いらっしゃいますよね。これは高齢者を中心にということなんでしょうが、そういう方たちが、情報を寄せるというようなケースはあるんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 私が子育ての課長になってから2年ですけども、今のとこはもらっておりませんが、そこの包括の係長も保健師の方がしていて、この内容には、虐待とかそういうのには明るい方だというふうに理解しておりますので、そちらのほうで情報をもらったときは、私のほうにいただけるというふうになっているとこでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 今後の話もありますけれども、やっぱり情報に敏感に反応できるような体制をつくっていく必要があるのかなというふうに私は思っております。 事件性まで発展しない案件で、よかったといえばよかったんでしょうけれども、全国では、年間50人からの死亡事件も起きております。1週間に1人が亡くなっているんです。だから、そういうことをきちっと踏まえた上で、敏感に対応をいただきたいと思います。私もこの事件が起きて、虐待という案件についてちょっと調べてみようかなということで、すごい調べているところなので、今後とも関心を持って当たっていきたいなというふうに思っていますが、そこで、この虐待等にかかわる31年度予算、これはどこに上がっていますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 予算関係ですけど、3款1項1目だったと思いますが、委員報酬しか上がっていない状態です。あとは、人件費関係で行いますので、通常にそこに対しての賃金とかはとっておりませんので、そこの委員のほう、要保護児童対策協議会委員報酬が入っているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 上がっているといえば上がっているような状況はありますけれども、特段な額が上がっているわけじゃあありませんですね。だから、これでいいのかなあというふうな感じは私は受けるんです。要するに、専門的に動けというわけじゃないですけれども、しっかりしたこれは係があるんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 亀田子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(亀田国宏君) 虐待の部分につきましては、大きく予算が必要というよりも、皆さんの気づきによりそれを集中して話し合いながらどういう対応をとっていくかということが主だと思っております。なので、虐待に対して100万の予算がかかるかというと、そこまではかからないと。 それと、先ほどちょっと言われましたこともちょっとここで御回答させていただきますと、保育協会とかもこれに協力していただいております。これで年3回です。こういう事件が起こる前から、これの虐待に対してそういうのを見たり聞いたり、もしくは虐待やないかもしれないけど、何かちょっと違うかもしれないねと思ったことがあったらすぐに教えてくださいということで、所長たち、園長といいますけど、園長たちにもそれを3回ほど、今年も30年度もお願いをできたとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) ありがとうございます。引き続いて、取り組んでいただきたいと思います。十分緊張しながらお願いいたします。 次に、高齢者を支えるという質問ですけれども、高齢者のみの世帯、高齢化率というのは町長お話しされましたけども、高齢者のみの世帯と、そのうちの1人世帯、高齢者の1人世帯というのは、最近では何件になっておりますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。先ほど町長からの答弁にもございましたけれども、本町における高齢者の現状ですけれども、平成31年1月末現在で、人口1万9,856人中、65歳以上の高齢者は7,728人でございまして、高齢化率は約38.9%と把握をしております。このうち、高齢者夫婦世帯及び高齢者独居世帯の状況ですけれども、直近では、平成30年4月時点で、高齢者夫婦等世帯につきましては、1,555世帯、全世帯に占める割合は18.1%でございます。また、高齢者独居世帯は1,849世帯、全世帯に占める割合は21.5%で、合わせて約40%が高齢者のみの世帯と認識をしております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 今後、介護保険制度も変わるみたいですね。それで、介護保険制度の改正点といいますか、そこの大まかなところ、ちょっとつまんで話してもらえませんか。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 介護保険制度ですけれども、今後につきましては、介護予防に力を入れていくということで、重症化しない、それから、いつまでも地域で自立した暮らしができるような介護予防に力を入れていくことということで改正をしていくことで認識をしております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 施設介護ですよね、施設に入れる介護の階級が上がるというふうな話も聞いているんですが、それは間違いないですか。どういうふうな変わりようですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 介護認定の中で、要支援1から要介護5までございますけれども、介護の要介護3、4、5といった重い方につきまして、主に施設入所ということでなっております。また、比較的軽い方については、施設といいましても高齢者専用の住居、アパート的なものということで、そういった施設に入所をされている方が多いということとなっております。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そこ、改正ですよね。改正の要点です。どこがどう変わるかということなんです。だから、ケアハウスですか、そういうところに入れたのが入れなくなるとか、あるいは支援をいただけるサービスの量が減るとか、そういうのが変わるというふうに聞いているんですが、どんなふうに変わるんですか。かいつまんでいいです。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 済いません、申しわけございません。私が今情報収集している中では、そういったことについてはまだ認識をしておりません。済いません。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) この第2次みやこ町の総合計画というのがあります。この中で、町民の要望事項です。要求事項といいますか、関心事の高いのが、1位が公共交通の確保なんです。2位が買い物のしやすい状況をつくってほしいということ。3位が認知症対策など高齢者対策と、1、2、3までがほとんど高齢者が希望するような要項が高いんです。これ町長御存じでしたか。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私も持ってきましたので、見ています。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうすると、この買い物難民です。みやこ町では、公共交通機関のカバーされていない地域が何カ所もあるというふうに書いておりますが、買い物難民としてはどれぐらいおられると思いますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 町長のほう向いて言ったけど、どっちいく。買い物難民……。 ◆議員(柿野義直君) いいです。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 北九州市が、これ新聞に載った記事なんですけども、あそこが九十数万人の規模の北九州市ですが、20万近くがやっぱり買い物難民にあるというふうに新聞報道されておりました。だから、約2割です。 そうすると、みやこ町も2万人ですから、4,000人ぐらいは買い物難民かなと。もっとやっぱり周辺域が多いですから、もっと多いんだろうと思うんですけど。 そういうことも含めて、福祉バスを復活してほしい。いや、まだ動いているんですけども、4月からとまるということなので、復活してほしいという声を随所で聞くわけです。だから、乗り合いタクシー、これの実績を、どんなふうになっておりますでしょうか。始めてから今まで。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) まず、あいのりタクシーの実績で、平成25年から勝山、諫山地域で始めさせていただきました。25年度につきましては、利用者、延べ人員ではございますが、83名、それから、平成26年度は129名、それから平成27年度は108名、今度、平成28年度につきましては、年度最後の月の3月からは、犀川地域、犀川・伊良原地域もいわゆる運行区域を拡大したということもございまして、まず、勝山につきましては、平成28年度は100名、犀川地域が16名、そして、平成29年度につきましては、勝山地域が98名で、犀川地域が300名というふうな年度ごとの実績でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) この利用の件数です。勝山は、福祉バスが今通っているんです。回っているんです。だから、当然利用者は少なくなっているとは思うんですが、犀川で300件というのはどういう、犀川はタクシーの太陽交通ですか、あそこが運行している路線がありますよね。それ以外のところで、犀川全域でしょうけども、それも太陽交通が運行している路線と重なるようなことはないと思うんです、あいのりタクシーですからね。だから、太陽タクシーがやっていれば、それに乗るはずですから。 そうすると、300件の利用者があるとすれば、どの地域が利用されているというふうにお考えですか。それつかんでおりますかね。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) 犀川地域の路線バスにつきましては、まず、太陽交通バスが運行しております行橋のほうから木井馬場までが1路線。それから、もう一つは犀川タクシーでミニバスを運行しておりますが、それが犀川駅から伊良原地域までという2本ございます。 で、あいのりタクシーのその300件の中身でございますが、多くは、やっぱり谷あいの方々、その路線上の方々ももちろんいらっしゃいますが、ほとんどの方がその谷あいの方々だというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 高齢者の足がないということは皆さんもわかっていただけると思うんですが、その中で、それだけに限らず、オレオレ詐欺とか、それとか高齢者がもう跡取りさんがいないので、財産を町に譲りたいとか、空き家になって、その空き家の対策をどうしたらいいんやろうかとかというふうな御相談もあるやに聞いております。そういう件数をどっかで把握されているんですか。オレオレ詐欺。いや、いいです。わかりました。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) これは新聞の報道によるんですけども、随分もう高齢者ひとり暮らしで、あとの財産を片づけるのに町に譲ったらどうかという件数は新聞報道で結構あるみたいです。だから、そういう受け皿もやっぱりきちっとつくらないといけないんじゃないかなというふうに私は思っておるんです。 そうすると、やっぱりそういうもろもろの相談です。足がない、それから、いろんな書類を出したい、もらいたいけれども、どこに行ったらいいのかと、ワンストップで相談に乗ってくれるような窓口をぜひ私はつくっていただきたというふうに思っています。どうですか、町長。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 窓口というのはこれからの検討課題だと思うんですが、先ほども申し上げましたように、午前中も田中議員から同じような質問がありまして、高齢者の方々の御意見を聞いていただきたいということがありましたので、そこで答えましたように、役場の中でもどういう体制でいったらいいのか。特に包括支援の方はいろいろなところを回ってきておりますので、そういう方々と、どういうふうにして連携をとって、そういった要望を聞いてくるのか。そういうところを再度、役場の中の職員と連携を図りながら、そういったことに取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) もうその点についてはお願いいたします。 包括支援センターについても、正規の職員が少なくて、非正規の方が結構残業等を含めて、予算でも指摘しましたけれども、結構きつい状況があるみたいで、やはりいろいろお話もあるみたいです。お話もあるというのは、ちょっと語弊があるかもわかりませんけども。 だから、そういうきちっと待遇改善もやっぱりしっかりやっていただきたいと思うし、今後は高齢者もふえていきますので、人員も私はもっとふやしていただきたいと思います。 で、待遇改善と同時に、人員もふやして、やっぱり十分に仕事がこなせるような状態で仕事をしていただきたいというふうに思いますが、これはどこに聞けばよろしいんですか。もういいです。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それでは、その件については検討していただいて、あと、図書館の件なんですけど、総合計画に平成32年度に、こういうふうに書いております。図書館の利用者の数です。これを6万人、そして、利用者の冊数を25万冊にすると。そして、発展的に図書館の機能の充実というふうに書いております。3つあるのを1つにして、この目標を達成できるでしょうか。どなたか答弁していただきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 中村生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中村銀次君) 3つを1つにするということで、現実的には、1つにした場合にはこの目標の達成というのは厳しいものはあるかと思います。 ただ、この総合計画を作成した時期と現在の行財政改革を進める時期が、総合計画を作成した数年後に、行財政改革を進めていかなければならないという状況が発生してきたということで御理解をいただければと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 第2次総合計画の上位の計画ですよ。わかっていますか。だから、これを実現するために3つを1つにして、達成できればいいですよ。できなかったら、その計画を、行政改革の方針を改めないといけないというふうに私は思います。そうでしょう。これが上位ですから、これを達成するためにどうしたらいいかという問題ですから。 だから、勝山と犀川はどれぐらい利用者がおられるかちいうたら、2万7,000人ぐらいいらっしゃるんです。全体の半数以上です。それが、そこに行かなくなれば、それ全員が豊津に行くようにならないですよ。だから、私は、今の3館をぜひ方針を変えても維持していただきたいと思います。 そして、これはちょっと前の質問に帰りますが、乗り合いタクシーです。これが来年度から豊津まで行けるということで、豊津まで行こうとしたら往復で1,200円かかるという話ですが、それはどこから出てきた話でしょうか。私たちの行財政改革の審議会の中では、片道なんですけど、これ300円、300円ちいうて表現しておりました。同僚議員が私の前に質問したら、1,200円なるという発言ですが、これはどから来た話でしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進行政経営課長。 ◎行政経営課長(進光晴君) あいのりタクシーの運行形態につきましては、運行区域ごとにというふうな定めで運行しております関係上、今現在運行しておりますのが勝山地域です。で、勝山地域の中でありましたら、行き、それから帰りは300円。また、帰りも予約していただければ、その都度300円が1回に当たり1人かかるという形でございます。 また、犀川につきましては、犀川地域それから伊良原地域というふうな2つの区域で、運行区域を設けたものでございますから、そのときについては、運行区域をまたがる乗り方をする場合については、片道600円というふうな形でございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 15番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そうしたら、そういうふうに説明せにゃいかんですよ。この審議会のときに。そういう資料は出ていませんよ。議論にもなっていないですよ。それだけきちっと言っておきます。 それと、図書館の件に移りますが、図書館の施設の利用順位というのが、1番はサン・グレートみやこです。で、2位から3位、4位というのは、豊津、犀川、勝山の図書館となっているんです。1位から4位まではそういうふうな順になっております。 このうちの3位と4位を潰すというわけですから、町民の声をやっぱり聞いていないですよ。私はそう思います。そういうんで、利用順位が高いところの3位、4位をい削るというんですからね。そして、総合計画に掲げられた目標も達成する見込みは全くないわけです。私は、その方針をやっぱり、町長、変えていただきたいと思います。図書館を維持していただきたいと思います。 で、みやこ町が少なくとも文化的な活動を続けていけるような状態にすることが、人口も減少を食いとめるし、私はまちづくりの大きな貢献になるんではないかなというふうに思っています。 以上、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで、暫時休憩といたします。再開は14時20分といたします。午後2時10分休憩………………………………………………………………………………午後2時20分再開 ○議長(熊谷みえ子君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位4番、議席番号8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) こんにちは。8番、飯本秀夫です。 今回は、通告書に沿って、大きく環境問題、防災問題、農業問題の3項目について質問いたします。 まず、環境問題の1点目として、野良犬、野良猫対策について質問します。 野良犬については、狂犬病等の問題があり殺処分が主流であったが、2010年8月福岡県獣医師会がいのちをつなぐ会を発足させ、飼い主のいない犬を保護し新たな飼い主をあっせんする、いわゆる里親事業に取り組み、野良犬は格段に減少しております。 しかし、野良猫は増加しております。最近になって幾つかの自治体が野良猫対策に取り組んでいるが、まだまだ地域住民の力を借りなければなりません。みやこ町の取り組み状況をお尋ねいたします。 また、福岡県では地域猫活動に取り組む市町村には、不妊や去勢の手術費を負担するとありますが、その取り組みについてもあわせてお尋ねいたします。 次に、迷惑樹木についてお尋ねいたします。 道路に覆いかぶさっている樹木、あるいは隣の家や土地に覆いかぶさっている木々、いわゆる迷惑樹木の対処についてお尋ねいたします。 もちろん、町が積極的に介入できないことは存じ上げておりますので、相談しながら解決策を見つけたいと考えております。 次に、河川の防災対策についてお尋ねいたします。 昨年も今川水系において数カ所氾濫している現状を確認いたしました。町が管理する水路の整備とあわせて、河川への入水口付近の整備を行い流れ込みをスムーズにさせれば、以前のような氾濫は防げると考えるがいかがか。 最後に、荒廃農地対策についてお尋ねいたします。 米の生産が過剰になり昭和45年から減反政策で、耕作放棄田が使い勝手の悪い農地から始まり、古いものでは約半世紀の間、耕作放棄田となっております。 みやこ町の取り組みと今後についてお尋ねいたします。 第1回目の質問をこれで終わります。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 飯本秀夫議員の質問にお答えいたします。 最初に、環境についての、野良犬、野良猫対策についての不妊手術等の助成はないのかについてお答えいたします。 保護団体への不妊手術等への助成につきましては、現在みやこ町では不妊手術等に対する助成は行っておりませんので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 動物を飼う場合は、最後まで飼い主が愛情を持って飼育していただくことが基本であると考えます。しかし、何らかの事情により野良犬、野良猫となり、地域住民同士のトラブルなどの原因となっている場合もあります。そのような状況の中、愛護団体などが保護活動を行っていることは承知しているところです。 その活動について敬意を表するところではありますが、町内での苦情は数件と少ないことから、すぐに助成を行うことは大変厳しいと考えております。 今後は、周辺市町村の状況も見ながら検討していきたいと考えております。 なお、議員のほうから先ほど福岡県からの助成、また町との連携はどうなっているかという質問に対しましては、担当課長から答弁させますのでよろしくお願いいたします。 次に、環境についての質問です。 迷惑樹木対策等についての質問にお答えをいたします。 道路並びに隣地にかかる樹木の整備についてですが、民法において境界を超える根は切り取ることが可能ですが、枝等は所有者に切除させることができると規定されています。また、同法には所有者の権利侵害の規定もあることから、みやこ町が境界を超える枝を切除することは行っておりません。 このようなことから、迷惑樹木の伐採は所有者の責任において行うよう、担当課から公文書等で当該所有者に対し伐採などの通知を行っているところです。 次に、防災についての質問の、河川の入水路付近に係る土砂対策についての質問にお答えいたします。 町内には、県営河川11本、町営河川61本があります。その整備につきましては、地元要望により町営河川の改修やしゅんせつなどを行い、県営河川については、河川管理者である福岡県京築県土整備事務所に、草刈りを初め河川内のしゅんせつ等を要望しているところです。 防災面での河川の氾濫対策については、町職員にパトロールを行わせ、大雨などによる河川の増水対応ができるよう、定期的なしゅんせつを実施し家屋や農地の被害防止に努めているところです。また、県営河川についても河川管理者に情報を提供し、防災対応するようお願いをしている状況です。 これまで、このような取り組みをしてまいりまして、現在、今川河川では部分的ではありますけども、しゅんせつ工事を行っております。 今後も県に働きかけをしながら、できるだけしゅんせつができるようにしていきたいというふうに考えております。 次に、農業についての中の、荒廃地対策についての質問にお答えいたします。 農業委員会では、農業委員及び農地利用最適化推進委員で荒廃農地の調査を実施し、再生利用が可能かを判断し、戸別訪問等により適正管理の指導を行っております。 また、農林業振興課と連携して農地中間管理事業を活用し、集落営農組織や認定農業者への利用権の設定に取り組んでおります。 今後、取り組みの効果を一層高めるため、福岡京築農業協同組合や福岡県京築普及指導センターなどとの幅広い連携を検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) それでは、飯本議員の御質問にお答えいたします。 先ほど町長からも言われましたとおり、支援団体の県内の支援をやっている自治体につきましては8市町村と確認しております。北九州につきましては動物愛護センターということで、そのあとは久留米市、大牟田市、春日、古賀、小竹、朝倉、赤村というような状況になっております。 あと町の対応につきましては、県のほうの補助に関しましては、31年から少し制度が変わりますので、その辺にとりましてはちょっと、また御報告は確認した後したいと思うんですけども、あと、不妊手術につきましての要望等につきまして、今のところ県の獣医師会というところが、あすなろ猫という形で手術費を低額でやっているというところがありますので、そういうところを紹介するというような状況で対応しております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 先ほど町長の答弁をいただきましたが、非常に苦情が少ない反面、いろんな方が民間の中でそういう事業をやっているから苦情が少ないという面もあろうかと思います。 私が耳にした中でも、勝山地区の黒田の中では、そういう団体を結成しているかどうかはわかりませんが、かなりの方がそういう猫を飼って、野良猫を引っ張ってきていろんなお世話をしているということを耳にしております。 まず、その県の事業に取り組むのが31年度からとありますが、変わると、みやこ町が今まで取り組んでいない理由を、まず教えてください。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。
    ◎住民課長(進友雄君) 1件は、先ほど申し上げましたとおり、県のほうの獣医師会のほうがありまして、ここのほうで不妊手術等を低額でするということで、そのようなところの御紹介が一つありました。 また一つは、正直に言いますと私が担当してからは不妊についての要望等が基本的にございませんでした。苦情等につきましても基本的には餌をあげていただいているんですけども、中には餌をやりっぱなしだとか、清掃もしていないとかというような形で、ちょっと責任を持ったと言いましょうか、いろんなところで餌をあげているというようなところの苦情しかありませんでしたので、今のところ、今回の質問の中で初めてこういう不妊手術等につきまして具体的なという形で、私としてはですね、以前はあったこともあろうかと思いますけども、そういう部分も含めて、今度は町のほうで予算を組んで県のほうの事業を受けるというような、制度が少し変わりましたので、そこも含めて検討したいということでお答えしているところです。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 多分、保護している方はどこか窓口かわからないから言っていないだろうと思いますよ。皆さんが広報活動の中でこういうところ、こういうことをしていたら、こんなことはできますよというのをPRせんと、町民の方はわからんと思います。 そういうことを踏まえて、今後どう取り組むのかというのを具体的に教えていただければと思います。そして、窓口は住民課でよろしいんですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 以前から窓口は住民課になっているかと思いますけども、機構改革等で環境のほうが課から住民課のほうに生活環境のほうがきておりますので、それからというような形になろうかと思います。 具体的には、先ほど今言われたとおりだろうと思います、どこに言ったらいいのかというところもあったかと思いますので、犬、猫につきましても同様に住民課の生活環境係が窓口になりますので、そこにお尋ねいただければまた細かい詳細のことにつきましては御指導できるんじゃないかと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 具体的なことはまた窓口に行って相談を、このことがわかればですよ、このことがわかって、今保護されている方がこのことを耳にしたときはそういうことにいくでしょうが、将来的に31年度から政策が変わるとありましたね、そういうのは今まで取り組めなかった理由と、そのハードルが高いのかどうか、県の事業に取り組むには。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 30年度までにつきましては、町のほうがある程度認定しながら、県の独自事業でということで申請を県のほうにすれば手術券というような形で、県のほうが直接申請者のほうに補助をやっていたような状況もありましたので、それで町のほうが直接補助をしなくてもできているような状況になっております。 ただ、31年度につきましては、今度は町のほうがある程度主体になっていけということで、ちょっと指導のほうがおくれて申しわけございませんけど、31年度については予算化がまだできておりませんので、そこも踏まえて、31年度中に愛護団体あるいは個人でもできますので、そういう部分も含めてしっかり検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) なかなかいい答えをもらいよるなと思ったら、最後に検討という言葉、大体、検討といったら余り実行せんのですが、31年度から取り組むんですかね。そんな検討じゃなくて、ちょっとここまではやりましょうという。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 済みません、基本的には取り組んでいきたいと考えております。要望がありまして、今言ったように予算がない場合につきましては、また議会の皆様方に御理解をいただいて、予算化をしていかないと補助が出せませんので、そこも踏まえて検討という言葉にさせていただきました。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 地域猫活動に取り組む市町村はということで、県のあれに載っていますよね、では、どんな予算措置が必要なのか、今考えつく範囲でどういう予算措置かというのを教えていただければと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 今まで県が直接、例えば1万4,500円とか、5,500円とか、あるいは病院によっては手術費がちょっと違ったりするんですけども、そういう形で全額補助をしておったのを、今度は町が一旦お支払いをして、県から補助金でもらうというような状況に変わっているような形になっていると思います。 ここについては、まだ今回の県議会で承認されたばかりということで、説明会をやっている状況ですので、そこを踏まえてちょっと31年度には考えたいと思っております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 私が調べた範囲では、補助金じゃなくて県が全額負担とあったんですが、その辺の話と、あと医師会の窓口はどこですか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) これにつきましては、苅田町にありますこが動物病院がこっちの北九州地区のほうの窓口になっております。直接お話していただいても構いませんし、もしよろしければ住民課生活環境係のほうにお問い合わせいただければ御紹介はできるかと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) このことについては、窓口もわかったことですしあれですが、あとの次の私の質問もあるんですが、少しその辺を広報をもう少し有意義に使ってこういうことがあるんですよと、もちろん私、議会だよりでこのことは知らせたいと思いますが、広報のほうでもよろしく、そういうことがあれば知らせてあげるようにお願いしておきます。 いいですか、次に移って。 ○議長(熊谷みえ子君) はい、どうぞ。 ◆議員(飯本秀夫君) 迷惑樹木についてお尋ねいたします。 国道496でちょっと背の高い車が通れん場所もあります。それと私が一番言いたいのは、区長がいつでも簡単に注意ができる方法、隣同士でやっぱりいざこざをするのは余りよくないと、それで、町長の答弁の中に相手に直接、今通知をしていますよとありましたが、そうすると余り心情的に皆さんよくないですよね。いつも広報等でずっと皆さんを啓発しておれば、区長があれに載っておったろ、ちょっとあなた方してくれんかねというような、簡単に口を出しやすいと言うんですよ、その辺もどういうふうでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 国道だとか町道だとか、いろいろ場所によっては他の担当課との協議をしながら進めているところもございますけども、全体的な、今議員が言われましたように所有者が切っていただく、そのために、近隣の方が少し迷惑をしているという苦情が非常に確かに多いです、ほぼ文書等でお願いして切ってはいただいているんですけども、なかなかそうではないというようなところもございます。 ただ、固有名詞でどこどこ地区とかいうふうにはできませんので、広報等も少し担当のほうと考えながら、全体的にやはり迷惑にならないような形で樹木を伐採するということも、文面も考えつつ検討していきたいと、できるだけ早い段階で出せるような形で考えたいと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) この条例が制定されたときに一度しましたよね、広報に。やっぱり定期的に広報にそういうことをずっと出していかんと、役場が直接するんじゃなくて、ある程度区長にお願いしたほうが事は早いんですよ。 前に枯れ葉がと、毎年毎年、最初のうちはきれいだなぐらい思いよろうけど、毎年それをやられると近隣の人もなかなか、だんだん仲が悪くなりますよね。それを区長に相談したら、簡単に区長がいつもこうやって町報に載っているじゃないか、少し考えてくれんかなというような、軽い気持ちで区長が注意できるような環境づくりを町がしてやらんとと思うんですね。 そのためには、広報に細かく載せたりとか、いろんなところで言ってやると、さっきの野良猫の対策も一緒ですよ。木も。小まめに町民みんながいつも頭に置けるようなそういうやり方をしていただきたいと思っております。最後、一言。 ○議長(熊谷みえ子君) 進住民課長。 ◎住民課長(進友雄君) 言われるとおり、やはり、ちょっとほかのことになるかもわかりませんけども、犬のふんだとか犬の放置だとか、そういうことはその都度、今、広報のほうで無線のほうでさせていただいています。そういう状況も含めて、できるだけ全員の方にある程度認識していただけるような文面も考えながら進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 次に、防災問題でございますが、今回の防災って言っても今までの防災審議とちょっと違いますのでね、河川の流れ込み、これ建設課なんですかね、流れ込みのところの土砂、先ほど町長はしゅんせつを随時やっているとありましたが、ずっと続けていくんじゃないで、町の管理する田んぼから流れている入水ですよね、あそこに土砂がたまっているところはかなり見受けられます。 何回か前の一般質問でも、大村のところの土管が詰まってしまっていますよということを言われたとかありますが、あの辺もずっと河川の中にこやまができていますよね、イノシシが飛んで遊べるぐらいのこやまができている。 あれが河川の氾濫の元凶になっているんじゃないかなと思うんですが、まずその危険個所から先にやるということはできないんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 村中都市整備課長。 ◎都市整備課長(村中隆秀君) ただいまの質問にお答えします。 危険箇所、町長の答弁にもあったんですが、防災面でパトロール等をして把握はしていますけれども、なかなか危険箇所からするというようなことはちょっとなかなかですね、はい。だから一応危険にならないようにパトロール等を強化しながらしています。 そして県営河川等については、県のほうに情報提供をしてここが危ないんじゃないかとかということで、一応、今強く言っている状況でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 災害が起こったあとに復旧するのと、事前に防災するのでは、予算というか経費が雲泥の差があると思うんですよ、前もって災害が発生しそうなところを整備するお金と、やってしまったわというときにするのは不便も感じるし、また莫大な予算がかかると思いますので、事前に、また梅雨がすぐ来ますので、梅雨の前に一度本当に見回ってみて危険箇所は早急に、県営の川でしたら県に要請をするなりして災害が来ないように、今、祓川しゅんせつしていますけど、昨年も今川の上のほうはかなり氾濫したでしょ、そういうことがありますので、あそこはちょうど段があるところですかね、そういうところは氾濫しやすい場所は早めにわかっていれば、そのように災害がないようにしゅんせつをお願いいたします。 よろしいですか、次。 ○議長(熊谷みえ子君) はい、どうぞ。 ◆議員(飯本秀夫君) 最後に、荒廃農地のことについてお尋ねいたします。 先ほど、農業委員と推進委員の方々が見て回って、それぞれ再生可能な農地を判断しているとありました。 局長にお尋ねしますが、再生可能なと、これはもうだめだと、これはもう山にせなだめだというのがどれぐらいあるか教えていただきたいと思います。面積じゃなくていいよ。おおむねこのぐらいあって、割合でこれぐらいでいいです。(発言する者あり) ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) そうですか。それでは農業委員と推進委員の方が見て回った後に、その後の話し合いというのはどういう形でされているんでしょうか。 ○議長(熊谷みえ子君) 山野農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山野和寿君) 毎月、農業委員会では事前審査会を行っております。それで農業委員さんと推進委員さんで会議を開くんですけども、その後に遊休農地の現地確認をして、帰ってそれを再生できるかできないか判断して協議して解消に向けて検討しているところです。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 私もその農業委員の友人がおってするんですが、そのあっせんまではしているんですか。見に行くというのはよく聞いていますよ、場所を見に行くと。 再生可能なところは、誰に頼んだら再生可能かというところの判断まで必要かと思います。再生可能というのはどこで再生可能の判断をしているのか。土建屋さん頼んだらどの田もみんな再生可能になりますよね。どの範囲で再生可能かどうかというのを大まかな判断の基準というのを教えていただければと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 山野農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山野和寿君) その判断につきましては、軽微な草刈りとか耕運機で戻せる農地につきましては、再生可能だと判断しております。 また、重機を入れるとかそういうまでに金額がかかる農地につきましては、山間部とかにつきまして非農地判断を行っております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 先ほど第1回目の質問で申しましたが、昭和45年からの減反政策のときに、皆さん道のないところとか水路の険しいところだけ残していますよね、それから先に転作を始めたんですよ、そういうところはもう既に再生可能にはならんと思いますね。まずはその辺、再生可能にならない土地についてお尋ねしますが、再生可能じゃないとみなした土地の扱い方、例えばそれはあくまでも水田として転作面積として取るのかとか、そこから聞いていきたいと思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 山野農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山野和寿君) 確かに、非農地判断したときに農業委員さん推進委員さんにおかれまして、所有者に対して耕作可能にするのか、それとも非農地判断で非農地にするのかというのを聞いて行っております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 非農地にしたときのその土地の地目は変わらないでしょうけど、いろんな税金面とか、その転作面積の関係とか、農地の場合は使用範囲が次の活用範囲というのが狭まるじゃないですか。しかし雑種地とか山林とかしたら何にでも使えるじゃないですか。その辺でかえって田んぼを管理しないほうが得策と考えるような人は中に見受けられますか、見受けられませんか。 ○議長(熊谷みえ子君) 山野農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山野和寿君) 確かにおっしゃるとおりで、そういう判断で、確かにいると思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) 山野局長だけでね、これ税務課とかもいろいろな中の絡みの中ですので、局長だけじゃこれ判断難しいですよね。税務としてはそういう農地から解き放たれた山林になったら、原野でしたら宅地並みに取るようなところもあるんですが、山林になるとどうでも活用できて税金も安いでしょ。その辺の絡みにこういう事態が起きたときに税務課はどう対応するのか。まだ答えは出らんと思いますよ、皆さんで話し合って非農地にするかあろうと思いますので。 ○議長(熊谷みえ子君) 川寄税務課長。 ◎税務課長(川寄光一郎君) ただいまの御質問にお答えします。 税務課としては、やはり認定、毎年基準日を設けております、1月1日を基準としてその土地がどのように土地利用されているかというとこから、課税のもととして認定して賦課をしているというところで、農振地域の農用地であっても現に原野になっている、また山林になっているところについては、もうその地目に合わせて賦課しているのが現状です。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) じゃあ、今、山野局長が言った、やり得ですよね、その辺はやっぱりはっきりとした、町の中で整備をしてそういう土地の課税対象はどうなるとか、やはり考えていくべきだと思います。 それがやっぱりできるには農業委員会だけでは無理だと思うんですよ、農業委員会、それから関係機関ですよね、農協、それから農林、それぐらいがそろえば大体いいかな、それで必要に応じていろんな方が入ってチームをつくって、本当に再生可能なのかどうなのかというのを判断した中で、また税務もあわせてしていく必要があろうかと思います。 局長、その辺でひとつ広い範囲での関係機関を集めてのそういう会議なり、立ち上げをぜひして欲しいと思うんですが、局長はするべきじゃないよね、町長ですかね、返事をすべきは、お願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 今いろいろ指摘を受けまして、私もわからない点が多々ありましたけど、やっぱり合同で1回チームをつくってどういうふうにしたら得策か、その辺ちょっと検討させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 8番、飯本秀夫議員。 ◆議員(飯本秀夫君) きょうはまだ時間がありますが、なかなかいい回答をいただいきましたので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 飯本秀夫議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(熊谷みえ子君) ここで暫時休憩とします。再開は15時5分といたします。午後2時54分休憩………………………………………………………………………………午後3時05分再開 ○議長(熊谷みえ子君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位5番、議席番号2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 皆さん、こんにちは。議席番号2番、吉竹次男です。本日最後の一般質問になります。大変お疲れのこととは思いますが、最後までよろしくおつき合いをお願いいたします。 今回、私は教育行政について、福祉政策について、子育て定住政策について、執行部のお考えをお伺いいたします。 まず最初は、教育行政についてです。 まず初めに、学校経営課題の対応についてお尋ねします。 今月9日の土曜日の毎日新聞の社会面に、3つの事件が同時に掲載されていました。皆さんも御存じになったかと思いますが、大見出しで「39歳母、6歳次男を虐待、暴行容疑で逮捕」内容は、6歳の次男をけるなどしたとして、福岡県警は8日、福岡県春日市の無職の母親を暴行容疑で逮捕」と。中学校長男が、母親を次男を踏みつける場面を動画投稿したのかという記事でした。 2つ目の記事は、千葉県の千葉女子父、3回目逮捕と。これは、千葉県野田市で1月24日に栗原心愛ちゃん10歳が暴行を受け死亡した事件で、県警は8日、県の柏児童相談所に一時保護される前に、心愛さんの顔を殴るなどしたとして、父親勇一郎被告を傷害致死罪で起訴という事件です。 これも同じ面であったんですけども、3つ目の記事は、高校2年生の女子がいじめ自殺かと。ネットで悪く言われたというふうなメモを自宅に置いていたということです。お昼にちょっと議員控室のほうで見ていたニュースの中でも、豊田市で小学生が自殺という事件が挙げられていました。 このように、マスコミ等でいろいろいじめ、自殺、虐待等あがってきていますけれども、我がみやこ町でも、このような事件は起こらないという可能性はないと。逆に言えば、起こり得るであろうと考えるべきだと思います。 学校では、学級や学校、学年が児童生徒の心の居場所づくりとなるように、学級経営、学校経営やりますけれども、また、学校は安心・安全という保障の中で、子どもたちが学び合っていると、そういう心のつながりを感じさせるようなきずなづくりというのが大切であると考えられます。 果たして、我がみやこ町の町内小中学校の実態はどうでしょうか。いじめ・体罰・不登校・児童虐待・モンスターペアレント等々、校長の抱える学校経営の課題は多いのが現状ではないかと思います。 このような中、教育委員会として、学校の経営課題にどう連携、支援しているのか、お尋ねします。 2つ目に、中学校の統合計画についてお尋ねします。 小学校の統合計画については、平成32年度開校に向けて、現在、犀川地区小学校ですけども、統合するための建設が進んでおります。 続いて、34年度開校予定ということで、豊津地区小学校、最後に、38年度開校予定という形で勝山地区の小学校の統合が提起され、現在、着々と計画が進行しているところです。 さて、中学校の統合についてですけれども、現在、伊良原学園を除いて、3中学校を1校にするとの方向で、平成36年度開校を目途に進めようと考えられています。 中学校の統合については、生徒数の減少、適正規模の学級ということであれば、校舎の老朽化が大きな要因ということで考えられていますけれども、このみやこ町の置かれている中学校の、まず地理的な問題、旧勝山、犀川、豊津ですね。それぞれまた、範囲が広くなってきています。 この中で1校となったときに、どこに学校を選ぶのか、また、その統合の跡地の問題、それから、通学路の拡大に伴う生徒の通学の問題、生徒指導上のさまざまな問題等、多くの課題があるんではないでしょうか。 私たち、地域を回る中で、住民からも本当に統合が必要なのかというような声も二、三聞いております。今後、まだ36年ということですから、期間はあると思いますけれども、どのように今後進めていこうと考えられているのか。 小学校の統合については、やっぱり地域で、保護者会なりPTAの方々と意見を聞きながら、改善点等を含めて、統合に向けて話し合われてきたと思いますので、中学校としてはどんなふうに、今後考えていくのか、お尋ねをいたします。 また今年度、小学校の卒業生の進路状況。地元の中学校に進学するのか、また、ほかのところに行っているのか、そういう状況もわかればお知らせください。 次に、福祉政策についてお尋ねします。 みやこ町は平成30年4月1日調査で、高齢化率県内5位の38.5%、先ほど、町長さんのほうからは、31年度で38.9%の高齢化率ということで言われていました。平成27年2月の住民アンケート、みやこ町の将来像についての調査からも、これからのみやこ町の将来像については、福祉を重視し、高齢者・障がい者が社会参加できるまちづくりへ、その期待が一番に位置しています。 また、今後みやこ町が特に力を入れるべき分野として、公共交通の確保、日常の買い物のしやすさ、認知症を含めた高齢者福祉が全体の1位、2位、3位を占めています。このような実態を含めて、これは、私はとってもいい取り組みと思いますが、昨年11月に実施されたお宝探しから始まるみやこ町の地域づくりという研修会がありました。 その中の講師の先生で、御近所福祉クリエーターの酒井先生が、まず、つながり合うことが大切であると。健康寿命に最も必要なことは、一番に、社会性、人間関係、つながりをつくることである。2番に、毎日よく動くと。運動するということです。3番に、よく肉料理を食べること、筋肉になる栄養をとると説いています。現在、地域をつなぐコミュニティの場として、地域サロン活動が展開されています。サロン・パス事業は、現在どのように進められているのか、お尋ねします。 また、地域の自主協働・共生の取り組みが、各団体と連携して取り組まれているようですが、どのような団体があって、どのように連携支援を行っているのか。また、これから地域づくりを推進していくためには、地域ボランティアの果たす役割は大切になると思います。地域で活動しているボランティアの方やボランティアガイドの育成等はどうなっているのか。また今後、小中学生を含めたボランティアの育成の考えはないか、お尋ねをします。 最後に、子育て・定住政策についてお尋ねします。 本町独自の若者定住政策として、結婚祝金、住宅助成金、出産祝金等々を支給していますけども、この取り組みも数年が経過しています。これまでの成果、課題を整理して、対象要件や金額等の見直しの時期と考えますが、いかがでしょうか。 第2次総合計画の(2)にも、定住・移住促進に向けて、町内外にPR活動を行うとしていますけれども、現在、町内外への広報活動はどのように行っているのか、お尋ねいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。明快な御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 吉竹次男議員の質問にお答えをいたします。 教育問題につきましては、後ほど、屏教育長のほうから答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 私のほうからは、福祉政策について答弁をさしていただきます。 サロン活動の実態についてですが、町が実施している高齢者社会参加促進ポイント制度事業であるサロン・パス事業及びみやこ町社会福祉協議会で行っているふれあいいきいきサロンがあり、互いに連携を図りながら、サロンの充実に努めています。 サロンの活動内容につきましては、体操や脳トレーニングなどのレクリエーション及び茶話会や食事会などが行われ、平成31年1月末現在で、全35カ所の地域で自主的な活動が行われています。地域をつなぐコミュニティの場として、このようなサロン活動は今後ますます重要であると考えていますので、今後も引き続き、サロン活動の拡大、拡充に向け、支援、啓発を実施してまいりたいと考えております。 次に、福祉政策の中の地域力の向上についてお答えをいたします。 第2次総合計画では、基本目標の1つとして、住民と行政がともに歩むまちづくりを定めており、住民の主体的なまちづくり活動を支援するとして、施策を展開しています。 現在取り組んでいる施策といたしましては、地域の実情の把握や、地域問題解決に向け、住民と行政が協働でまちづくりを行うことを目的とした地域担当職員制度を導入しており、平成30年度においては、地域サロンへの参加や区の役員会など、5地区28名の職員が従事しております。また、地域・団体などから、みずから企画し実施する、公共性のあるまちづくり活動を支援するため、平成25年度から夢づくり事業を開始し、平成30年度においては、6団体に補助金を交付しております。 今後も、地域における課題を身近な地域、住民で解決していく地域力の向上に向け、地域が主体的、自発的な活動を行うことができるよう、環境を整備していくとともに、地域の特性を生かしたコミュニティ活動の活性化を図り、一層のまちづくり活動の推進を支援していきたいと考えております。 また、みやこ町では、多くの方がさまざまな形でボランティア活動をされています。町といたしましては、ボランティアの方が活動しやすい環境を整備し、支援に努めてまいりたいと考えています。そして今後、ますます進展する少子高齢化に備えるためにも、次世代ボランティアを育成する仕組みについて検討していきたいと考えております。 次に、子育て・定住政策について、お答えをいたします。 施政方針の中でも述べましたが、昨年9月、子育て健康支援課の出産祝金、総務課のチャイルドシート購入補助金、保健福祉課の子ども医療費及び青少年医療費の支給、観光まちづくり課の定住促進結婚祝金及び定住促進住宅助成金を掲載したリーフレットを5,000部製作し、従来のパンフレットよりもコンパクトで、よりわかりやすい「住めば、みやこ」のリーフレットとなっています。このリーフレットは役場及び関係機関の窓口への設置、ホームページやフェイスブックなどへ掲載し周知を図るとともに、町内企業が集まる会議の場や築城基地航空祭のPRブースなどで配付し、PRさせていただきました。 さらに、北九州空港、黒崎駅前の商業ビル、黒崎メイト、小倉北区・小倉南区の住宅展示場のハウスメーカーを訪問し、子育て世代の来客者用として設置していただくとともに、日産自動車九州株式会社、日産車体九州株式会社、TOTOプラノテクノ苅田工場、株式会社安川電機行橋営業所などの企業を訪問し、従業員が集う場所にも設置していただいているところです。 今後も近隣の市や町の企業を訪問し、PR活動を実施しながら、さらに内容の充実したリーフレットを作成し、PR活動に努めるとともに、みやこ町への定住促進につなげていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 学校の経営課題に対する教育委員会の支援に係る御質問でございます。 過疎化の進行、家族形態の変容、価値観やライフスタイルの多様化、地域社会とのつながりの希薄化などによって、学校が抱える学習指導や生徒指導上の課題、保護者との関係づくりなど、学校経営の課題はますます複雑化し、多様化しております。 また、家庭や地域の教育力の低下に伴い、本来であれば、家庭や地域でなすべきことが学校にゆだねられているとの指摘もあり、学校経営には大きな困難が伴う状況にあります。このような状況を改善し、学校経営を活性化するためには、教育委員会との連携、教育委員会による支援は不可欠であると考えております。 本町では、定期的に校長会議、研修会を開催し、さまざまな課題について共通理解をするとともに、対応策を協議する場を設けています。また、個別の課題については、指導主事として配置している4名の校長経験者が、学校長の相談に対して助言するとともに、専門性を有するスタッフとして、福祉の専門家としてのスクールソーシャルワーカー、非行問題等に詳しい警察OBの教育相談員、学校の情報化を推進するICT支援員などを教育委員会に配置し、チーム教育委員会として、諸課題の解決に取り組んでいるところでございます。 次に、中学校の統合についての御質問です。 勝山、犀川、豊津の各中学校において、今後も生徒数の減少が見込まれており、今年度、犀川中の1年生は40人、1学級でしたが、来年度は他の中学校の1年生も1学級になるのではと、心配をしているところです。1学年1学級の中学校では、体育の授業における球技や音楽の授業における合唱のような集団での学習に制約が生じたり、特別活動など、集団活動を通して行う体育際、文化祭などの教育効果が上がりにくくなったり、部活動の種類が限定され、運動部の団体競技やブラスバンド部の活動などが行えなくなったりします。中学生が多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することができる適正規模の中学校を維持するためには、統合は必要なものと考えております。しかし、中学校の統合について、多様な意見があることは承知をしておりますので、町民の皆様に御理解をいただけるように進めてまいりたいと考えております。 次に、町内における小学校卒業生の進路状況ですが、昨年3月、平成29年度末、町内の小学校卒業生155人のうち、25人が県立育徳館中学校に、2人は私立の中学校に進学しております。また、3名が区域外就学制度などにより、町外中学校へ進学しております。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) はい、ありがとうございました。 今、教育長さんからお話があったように、学校現場の問題の多様さというか、問題の複雑さに、校長先生初め先生方、大変御苦労されているということは、もう私も重々理解しているつもりであります。 今、本当にマスコミのほうでいろんな学校現場に係わるような、例えば、先ほどの見ましたけども、いじめとか体罰とか、それから児童虐待等、いろんな事例が挙がってきています。 先ほども、前の同僚議員からも、児童虐待についての質問が出ました。初めに、本町の実態というか、すごく簡単に御説明していただければと思います。いじめの件数とか体罰とか、不登校児の実態とか、あるいは、児童相談所等で、そういう相談事案というか、そういうのがあったかどうかですね。簡単で結構ですので、お願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) まず、虐待についてのデータが、今ここ、手元にありますので、若干触れさせていただきます。 昨年度、小中学生の関係で、虐待ということで、学校が、我々教育委員会として把握した件数は5件ほどあります。その中で、人数としては4人ということになります。 それで、通告についてはいろんな場合がありますが、昨年の場合は学校からの通告というのはございませんでした。ことし、それから28年度は学校からの通告もあっております。毎年、今言ったような1桁というか、件数はあってるということは事実でございます。そして、その家庭、それから子どもに対して、学校としての対応を協議したりして、支援をしているところでございます。 以上です。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) はい、ありがとうございました。 先ほど、教育長さんの答弁の中にもあったように、学校と、それから、先ほどチーム教育委員会、そういう中で、連携しながら取り組まれているということはわかりました。 特に、虐待に関して言えば、地域の方の通報というか、連絡とかいうのもかなり重要な。例えば、ある家において、子どもが大きな声で泣いている声が聞こえるとか、学校現場では、なかなかわからない状況でありますので、そういうところの地域との連携なり、あるいは、人権代理とか、人権の関係のあれで、こういうことは虐待ですよということで、みんな、町民の方にも報告してもらっていると思います。やっぱり、命にかかわることですから、その辺十分、それぞれが連携し合いながら、情報を共有していくことが大切じゃないかなと思います。 あともう1点、ちょっと確認さしてもらいたいんですけども、これ、前回行われた予算特別委員会の中でもちょっと質問があったことなんですけども、不登校児の児童の実態という中で、この前は55名ということで報告を受けたと思うんですけども、その中の小中の内訳とかわかりますか。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 長期欠席ということで、病的な病気、おなかが痛いとか、そういうところも含めて、30日以上欠席した子どもという数で御認識をいただきたいと思いますが、小学校21と中学校34、これは昨年度、29年度のデータでございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 不登校の問題は、本当にいろんな要因というか、原因があると思います。 学校現場としては、先ほど、壇上でも述べたんですけども、やっぱり、子どもの居場所づくりをどう確保するかということが、学校の中の大きな課題じゃないかなと思います。 私、小学校の経験しかないんですけども、小学校で不登校傾向であった子どもが、中学校に行って、よく小1プログラムとか中1プログラムということで言われますけれども、その辺との兼ね合いで不登校傾向になったとかいうような事例はどうでしょうか。ありますかね。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 中学校のほうが数が多いのは、もうかなり前から、何年も続いている傾向です。ということで、小学校時代は何とか行けていたけど、中学校で休んでいるという子どもがいることは事実だと思います。 その要因というよりも、改善のためにということでお話をさせていただきますが、小中の連携ということで、傾向のある子供については、小学校時代から中学校の先生が子どもの様子を見にいくとかいうことは、吉竹議員も御存じのとおり、小中連携を一生懸命させていただいて、情報の共有はかなりできているというふうに思っております。ただ、その結果としても防ぎ切れてないという部分はあるということでございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 中学校へ行って、少し人数がふえてきたというところとか、ちょっとこれは、さっきの次の中学校の統合の問題とも関連してくるところと思うんですけども、いろんな課題を抱えた子どもたちが、今度、進学という形でいきますよね。 そのときに、今の私の知っている限りでも、今、小学校の先生方が、いろんな遅刻ぎみの子どもとか休んだ子どもに対しては、わりと、その家庭に入っていって、保護者の対応なりすることはできるんですけども、中学校になってくると、なかなか、もう例えば、諫山の子どもにしてみれば、どこの中学校に行くかもわかりませんが、やっぱりスクールバスとかでいくというようなことになってきたりとかで、不登校ということに限らず、やっぱり対応がなかなか難しくなってくるんじゃないかなという懸念を思うわけです。 今、私ちょっと聞きたかったのは、小学校で、逆なあれだったらよかったなと思ったのは、小学校で、例えば不登校傾向だった子どもが、中学校に行くことによって解決できたとか、そういう事例があれば、そこそこの手だてとかいうのができたと思うんですけども、やっぱり、その辺はないですかね。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 今、個々で改善できた事例というのをちょっとお示しすることはできませんが、小学校の規模が小さくなって、1学級で6年間過ごす状況が今、明らかにあります。その中で、人間関係が固定化することで、かなりいろんなトラブルが起きているという、逆の減少が1つあります。それが中学校まで1クラスでずっといってしまうということはいかがなものなのかなと。逆の部分としてですね。そういうのもあるということは御理解をいただけたらというふうに思います。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) じゃあ、最初の学校経営の課題の対応については、今後とも、教育委員会との一番の窓口は校長先生方だと思うんで、十分、ちょっと触れていないですけども、モンスターペアレントとかですね、いろいろ対応が、校長先生たちに難しいものも出てくるんじゃないかと思うんで、先ほど、そういう対応の人もおられるということでしたから、十分声を聞いていただいて、学校経営を行うように指導していただければなと思っています。1番のほうはそれで終わります。 中学校の統合について、もう少し、ちょっとお考えをお聞きしたいと思います。 町長さんにお伺いをします。今議会の町長の施政方針演説の中で、中学校の分については触れられてなかったんでしょう。その辺の真意というか考えを、ちょっとお聞かせください。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 確かに、議員がおっしゃるように、犀川小学校、豊津小学校、勝山については触れたかと思いますが、中学校に関しましては、まだ時間があったと思いますので、今後どういうようにするのかということで、触れなかったかというふうに思っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 今回の分にはなかったけれども、先々、ちょっと考えて対応していくということだと思いますけども、これ私、個人的な考えをちょっと述べさせてもらいたいと思うんですけども、例えば3中、今ありますよね。それを、みやこ町の地形的なことを考えたときに、犀川と豊津は、同じながれだと思うんです。勝山はちょっと離れていて。 以前、学校の編成を答申を出されたときに、一番最初のときは、旧町に小中一貫校を1校ずつつくるという答申だったですよね。その考えが幾らかでも考慮されるんであれば、中学校を2校、犀川と豊津を2校して、そして、私は勝山は小中一貫校ですね。できるんじゃないかなと。やり方によってはですね。 本来私は、学校はもうなくしてほしくない立場なんですけども、そんな案も、今後ぜひとも検討してもらって、一律に1校にするとかいう考えじゃなくて、多様な方策を検討してもらえればいいんかなと、私個人は思います。 また、小学校の統合のときには、先ほども言いましたけども、各校区ごとに集まってもらって、保護者の意見を聞いてもらってたので、中学校となったときには、あと6年後とすれば、今の小学校の1年生ですね。1年の子どもさん、5年後で1年になるから、そんな小学校区も含めた形で、保護者会なり、あるいは地域の声を聞いていただいて、何が一番妥当なのかというような論議を進めてもらえればいいんじゃないかなという気はしております。その辺ちょっと、お考えあればお願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 確かに旧町といいますか、それぞれの地域の中で中学校がなくなることに対する感情なり、それはもう当然、よくわかりますし、それから、みやこ町の地域性として、どこの場所につくるかと。学校が「ここ真ん中よね」といいうところがなかなかないという悩ましい問題もあります。そういうことも含めて、慎重に検討したいと。 ただ、町民の皆様に知っておいていただきたいこととしては、来年度、小学校1年生の数は105名の予定でございます。4月に小学校の入学式をやりますけれども、町内の全ての学校を合わせて105名ということでございます。これが6年後には中学生になります。その105名の中で、中学校をつくったときには、先ほどから、1学年1学級という、何とか今、41人とか42人とか、1学年おれば2クラスつくれるんですけど、多分、もう無理な数だと思います。そういうときになって初めて、30人しかいない中学校、30人の3学級の中学校で本当にいいんでしょうかということだけはぜひ、町民の皆様には考えていただきたいと。その中でどういう方向にするのか。 私としては、教育効果と、先ほどから言いました中学生の教育ということを考えたら、1学級1学年よりは、3つ一緒にして3学級程度、80人とか人数がおるような学校のほうが教育効果が上がるんではないかな。そこにはいろんな弊害があるということは、もう承知の上です。そういうふうに考えた上での発言でございますが、ぜひ、皆さんにも一緒に考えていただきたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 今後のことになると思いますけれども、みんなが納得するとまでいかないにしても、その努力を進めていただければと思います。 では、次の福祉政策についてお尋ねをいたします。 現在、サロン活動が31年1月末現在で35カ所でやられているということです。このサロン活動をするに至るまでの世話人とか地域でのお世話してくれる方とかがおられると思うんですよね。 私がちょっと回ったとき、聞いたときに、したいんだけども、周りの集落の中では、なかなかそれについてきてもらえないと。だから、そういうできたところの、できるまでの、どういうふうにしてやっていっているのか。それとも、今出してますけど、なかなか、したいんだけどもできないというところの支援の実態ですね。そういうところに、今後どう進めてサロン活動を広めていくのか、その辺ちょっと、考えがあればお願いいたします。 ○議長(熊谷みえ子君) 田中保険福祉課長
    保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 サロン活動につきましては、町内全域にということで推進をしてまいっておるところでございます。今年度につきましても、目標3地区ということで、現在、2地区ほどでき上がっておりますけれども、地域包括支援センターの職員が地元に入りまして、区長さん等にお話をしながら、区の世話役の方たちと話し合いを協議を進めて「しませんか」ということと、それから、ほかのでき上がっている地区のサロンを御紹介したり、そういった面をしながら、一緒に地元に入っていきながら推進をしているところでございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) あわせて同じような状況だと思うんですけども、例えば、自主防災組織をつくりたいけども、消防団になる人が少なくなったとか、それから、イノシシとか、鳥獣被害に対する柵がありますよね。それを、町は今、無料で柵とか資材は提供しますよということで、そういう政策がありますよと言ったときに、地域の中で、それを立てる人がおらんのよというような話をするわけですよね。だから、何かそういうふうに今、地域がだんだん活気を失ってきていると。 そういう中で、やっぱり、サロン活動もそうですけども、いろんな自主防災組織にしても消防団にしても、それから、今そういった事業を実際にやるといったときに、人数が少なくなってきていると。地域の力が少なくなってくる。そういうところに、どういうふうな、行政としての働きかけを今後考えていこうと考えられているか。そういうのがあるかどうかですね。 ○議長(熊谷みえ子君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問にお答えします。 今、1つの例として自主防災組織の関係が出てまいりました。それから消防団ですね。これも従前からお答えしているところでございますけれども、確かに、地域の住民の方が高齢化して、かつ、人口も減少している中で、自主防災組織の育成と、それから、消防団についての再編というのは非常に重たい問題だと認識しております。 これについて、一応力を入れて、各地区に入っていって、例といたしましては、今年度、一応、自主防災組織については、努力した結果、2地区ほど新たに設置をしていただきました。消防団につきましても、今後課題は大変多くはございますけれども、再編については、少し足がかりもできてまいっておりますので、今後とも、その辺については、努力をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 今はそういう実態ですので、地域担当の職員の制度ですね。5地区で28名ということでしたので、役場の職員の方も大変と思いますけども、いろんな地域で課題を抱えているところがありますので、できるだけ出向いていって、支援というか意見を聞いてもらえれば助かるんじゃないかなと思います。そういうことで、もしそういうふうな地域の声があったら、ぜひとも御協力をよろしくお願いします。 地域力の問題です。ちょっと壇上からも言いましたけれども、みやこ町と社会福祉法人みやこ町社会福祉協議会で、お宝探しから始まるみやこ町の地域づくりという、こういう研修がありましたね。 とても、それぞれで、今頑張っている方はおられるんですけども、日の目を見てないというか、その方は頑張っているけど、ほかの人たちには知られないというような形で、それをつなぐ取り組みをされているようです。とってもこれは、「みんな、こういうことをやっているんだよ」ということを広める上では、とてもいい取り組みじゃないかなと私は思いました。 ただ1つ、地域でのボランティアの部分で、ボランティアですから、特別、報酬とかいろんなものを考えてないで活動されているんですけども、その人たちを育てるという意味で、やっぱり支援というか、そういう部分は必要になってくるんじゃないかと思うんですね。観光問題にしても、みやこ町のボランティアガイドを育成するというような話も出てましたし、それと形を含めて、やっぱり今後、ボランティアのそういう人たちを育成するというか、支援していくということは必要になってくるんじゃないかなと思っています。 それで、それに関連してとても申しわけないんですけども、先ほど、町長さんも次世代のボランティアの育成というようなことを、ちょっと触れられましたね。 私たちは議員のほうでグループ研修というのがありまして、私、5名で香川県の宇多津町の社会福祉協議会というところに視察に行ったんですよ。ここはボランティア銀行事業というのをやっていまして、社会福祉協議会がボランティア銀行、ボランティア通帳をつくって、ボランティアをすることによって1ハート、お金のかわりに1ハートですね。それをためていくという事業なんですね。 これは小学生、中学生対象ですけども、それに通帳をつくるとか、じゃあお金に還元するということで、いろんな企業の方が出資してくれて、協力してくれて、その通帳は、たまった通帳はもう、個人に使うんじゃなくて、いろんな団体、ボランティアしている団体やらが福祉団体やら、あるいは障がい者、例えば、駅にボランティアの人たちと子どもたちが学んだことの中で、エレベーターがなかったと。それをみんなで、エレベーターつくってくれというような運動でそういうふうになったと、そういう事例もあって、車椅子を買ったりとか、いろんなお花を植えてきたところにお金を寄附したりとか。ここで参加した子どもたちが、ボランティアをすることによって、住民の温かさがわかったとか、ちょっとすいません。二、三。 参加者はこんなことを言っています。「清掃活動をしている人は、町をきれいにするだけでなく、自分の心もきれいにしていると思う」とか、4年生の児童です。「ボランティアは、地域の人みんなが気持ちよく生活でき、町の人の笑顔のもとだと思う」というようなことで、また、それを見ている保護者の方からも、やっぱり、地域全体で、子どもたちが取り組むことによって、地域を大切にしようという心が育まれているというふうなこと、笑顔あふれる、ありがとうがあふれる町になっていっているというようなことを、実際に報告されていました。 このボランティア銀行の取り組みを、みやこ町、即やれと言ったって、そんなことはもう無理なんですけども、今、認知症サポーターの研修で、出前授業を各学校に回っているじゃないですか。包括支援センターの。それで今、サポーターの方、何人ですかね。かなりの児童生徒がサポーターになっているんじゃないか。私たちもなってますよね。 それで、この前研修会あったときに、とっても、そこで学んだ子どもたちが発表していたんですけども、おうちの身内に年長の方がおられて、その人たちの支援をしたいと、体験したいというようなことも、子どもたちの心から出ているんですよね。 この前、課長さんにも話したんですけども、オレンジカフェやっているじゃないですか。それ、やっているのは平日ですよね。それに曜日、土日に変えれることがあれば、そこに学んだ子どもたちが介護にボランティアで出るというようなことも可能になってくるんやないかなと思ったんですね。 だから、やっぱり次期のボランティア精神を持った子どもたちを育成するんであれば、やっぱり場づくりをするべきだと思う。特に、今言った、認知症であれだけ学校にも入ってそういうサポーターができている中で、また、子どもたちも、何か一緒にお手伝いしたいということも言ってましたので、ぜひともこれは、小中学生からそういう心を育むということで、そういう機会を設けてもらえれば、とってもいいんじゃないかな。 一ですね、この宇多津町で言われたのが、中学校の、今後進路になって、内申書って書きますよね。それにボランティア貯金がどれだけたまったかというのも、内申書に書いてあげるらしいんですよ。ただ学力だけじゃなくて。だから、そういう面で、わりと進んで子どもたちがボランティア活動をやっていく、いっていく。その結果、温かいまちづくりができているというので、だから、ぜひとも、こういうところは、みやこ町でも取り入れてもらえれば、とっても参考になる事例やなかったかなと思っています。ちょっと感想なりあれば、お願いします。 ○議長(熊谷みえ子君) 屏教育長。 ◎教育長(屏悦郎君) 聞きながら思ってましたが、学校で一斉に取り上げるというのは、なかなかハードルが高いなと。取り上げるとすれば、子ども育成会だとか社会教育の子どもたちの体験活動、いろいろやってます。そういうところで、そういう講座等を開いて、そういうのを実践していくというのは、そんなに難しくないことかなというふうなことを思いました。 それから、例えば、子ども育成会でジュニアリーダーという制度があって、このジュニアリーダーになったというようなことを内申書に書くとか、そういうのは、今も実際にやっておりますので、ボランティアについては、学校でと、今の教育課程の中で、新たに入れるというのはなかなか厳しいところがありますけど、社会教育の中で取り組むということは十分可能かなというふうに感想を持っております。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) やっぱり、何もかもすぐ何でもできるとは考えていませんけれども、1つできることから1歩前に進めていっていただければ、私たちが研修した成果を少しでも生かしたというふうになりますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただければと思います。 最後に、子育て定住・支援政策についてお尋ねをいたします。 これもまことに申しわけない事例なんですけど、文教厚生常任委員会で、子育て応援都市宣言をしている兵庫県の相生市のほうに視察研修に行きました。ここでは11の鍵ということで、いろんな子育て支援定住政策について取り組みを出されています。これを聞いたときに、ちょうど同じように、パンフレットをみやこ町で、この「住めば、みやこ」というこのパンフレットですね。それと、向こうが出したのはこういう1枚、これに11の鍵ということで、ばあっと出された。 率直な感想として思ったのは、みやこ町もまだ進んで取り組みしているのになと思ったんですね。ただ、相生市のところで特筆する部分は、幼保小中学校の給食費は完全無料とか、それとか、4歳から5歳児の預かり保育をやってます。この辺も、市立の幼稚園では、月額の月々5,000円出しているとか、そして、市立の幼稚園の保育料は無料とか、ちょっと進んだところもあるんですよね。 ところが、私のところのみやこ町においても、18歳まで医療費の助成、3歳未満は無料とか、こういう取り組みをされてますよね。ただ、ここに書いていたのが、今ちょっと言ったのは、例えば、教育委員会関係とかいう部分とかいうのは、この中にはちょっとなかったんですよね。それで、子育て支援ということに銘打って、統合を整理した形でのこのパンフレットができれば、もっとアピールできるのかなというような感想を持ちました。 でも、英語活動とか、今度は英語検定とか、土曜日の助成とか、3子の給食費の無償とか、いろんな部分でアピールできるものはいっぱいあるんで、その辺をうまく加味した、こういうチラシなりができればもっとよかったかなという気はしました。あとですね、申しわけないですが、いろいろちょっと流しますが、広報活動に700万円も使うと言うたんですね、あそこは。 今、先ほど、ちょっと説明の中で、いろんな部分で、このみやこ町の定住政策のこのチラシ等をいろいろアピールはしているということでしたけども、1個まだできるかなと思ったのは、1つは、プロモーションビデオかなんかを募集してつくりましたよね。あれが今、インターネット上だけしかわからないんですかね。 テレビとかいろんな場面の中で、例えば人が集まる場所の中で、ぽんとボタンを押したらがっと。町紹介なんかあるやないですか。いろんなところぽんぽんぽん。例えば博物館とか、ああいうところでぽんと押したら、動画がばあっと出るとか、せっかくつくっているのに、インターネットでなかなかそういうところは見ませんですよね。そんなところの活用等もまだ考えられるかなというようなことを、ひとつ思いましたし、それから広報活動で、この中になかったのは、やっぱり不動産屋で家を選ぶやないですか。そこに持っていっとって、みやこ町に住んだらこんなのありますよということを言ってもらうのが、直に、実際、家を買いにくるわけですから、そういうところも、1つの案かなと。 それから、JRの中つりというんですか、中つり広告とかにもいっぱい書いてると言ったんですよ。そうすれば、平筑でも、みやこ町のあれをばあーんと下げてもらう。一応、責任ある団体ですからね。だから、何かもうちょっと創意工夫していけば、もっとより効果的なPR活動ができるんやないかなというようなことを、この研修会へ行って学んできました。 1つでも、そういうことで前向きに対応できていけばもっといいかなと思いましたので、ちょっと報告させていただきました。何か、ちょっと御意見がありましたら答えていただければ。 ○議長(熊谷みえ子君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) いろいろと御意見をいただきましてありがとうございました。参考にできる部分は参考にしながらやっていきたいなと。 いずれにいたしましても、先ほど、教育長が言いましたように、子どもの数が新生児105名。私が危惧しているのは、将来はもう、80名あるいは50名という時代が来るのかなというふうに思っております。そうならないように、やはり、みやこ町に若い人たちが住んでいただけるような、そういうまちづくりをしていく必要があるのかなというふうに考えておりますので、先ほどの御意見は、できるところは参考にさせていただきたいと思っております。 ありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 2番、吉竹次男議員。 ◆議員(吉竹次男君) 1点ちょっとありますけれども、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(熊谷みえ子君) 吉竹次男議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(熊谷みえ子君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会にしたいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(熊谷みえ子君) 異議なしと認めます。 本日はこれにて散会とします。明日14日は午前10時より、通告順位6番から9番までの一般質問を行いますので、よろしくお願いをいたします。 お疲れさまでした。午後4時00分散会──────────────────────────────...